２８．がんばらない ページ36
．
「よろしくね、白鷺さん」
「よ、よよ、よ、よっ、よろしくお願いしゃす！」
「……よろしくお願いしマス」
手馴れた挨拶の人と緊張しすぎてカミカミの人。
女子と喋るの、こんな感じだっけ。
学校でも山田としか基本喋らないからわかんなくなってきた。
「白鷺さんは1人でマネージャー業務してるんだよね」
「え、あー…まあ」
「辛かったりしないの？」
「…ん、まあ。眠いしダルいし、しんどいけどたまに。たまに、楽しいから大丈夫、デス」
多分、だけど。
誘われたからって生半可な気持ちでやる方がムカつくし自分の信条に合ってない。
がんばらないのが好きだけど、これはまた…別。
「白鷺先輩、そっちはどうでしたか！？」
「え、っと…テーピングテープとスポドリの粉がやばい、かも。それ以外は平気」
ちなみに話しながらしてるせいか、清水先輩と谷地さんとはある程度は仲良くなった。
実は(女の子での)初の後輩だから嬉しかったりもしなくない。とにかく可愛いから愛でようと思ったら逃げれる。……あれれ。
各校、
大体はホワイトテープだし、とりあえずメモしとこ。
「明日の買い出しはテーピングテープとスポドリの粉、洗剤ぐらいかな」
問題は、誰が買いに行くか。
それ買えばある程度重くなるしマネージャーの仕事もあるし絶対にしんどいけど、
「それ…、明日行きマス」
「でも、重いし大変だよ」
「ここら辺はまだ、土地勘ある方だし……がんばりたいから」
ちょっとは自立しなくちゃいけないの、1番分かってるし。暑くても寒くてもちょっとだけ、がんばらないといけないから。
「…じゃあ、任せようかな」
「お、おお、お願いシャス！」
「……はぁい」
補給が追いつくことを考えたらスポーツショップが開店してすぐ行った方がいいから……10時ぐらいには出た方がいいってなるとウチの分のスポドリとタオルとか色々用意する時間を逆算して行動かあ。
動かしていた足を止めてふと、明かりのついている方の体育館を見る。
「あれ……、どこだっけ」
夜食の用意もされてるらしいけど、この時間にも練習するとか相当のバレー馬鹿。
興味本位で、ただなんとなく。第3体育館の方に向かった。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 743人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろい(プロフ) - ヒナさん» 果たしてオチはあるのか…？？（すっとぼけ顔）コメントありがとうございます、更新頑張ります！ (2020年6月24日 21時) (
レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 落ちはあるのか…？あるなら白布がいいなぁ、夢主可愛い！更新頑張ってください！ (2020年6月7日 12時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - ryonさん» 可愛いですよね分かります（真顔）。応援ありがとうございます！ (2020年3月8日 13時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ryon - え？夢主ちゃんて、可愛いすぎ、、 めっちゃ応援してます！ (2020年3月6日 9時) (レス) id: 89b2666c2a (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 青い夕日さん» ありがとうございますううう！！自分で書いてて言うのもなんですけど夢主ちゃん可愛いですよね！！更新頑張ります！ (2020年3月5日 22時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろい
| 作成日時：2019年3月8日 22時
