２７．がんばらない ページ35
．
「しっ、……マネージャー、席取っといたから」
「うん」
「ほんっとマネージャーちゃんの名前言わないね！？
……あ、」
相変わらず白布と及川サンの攻防戦は続いてるみたいで、夕方になっても白布は頑なに私の名前を呼ばずにマネージャーと呼んでいた。しかも、白布から理由を聞いたのか川西や五色、
そして、夕ご飯。
及川さんが相変わらず邪魔という名の絡みをしてきた時も白布の名前ガードは変わらずに。
何かに気づいた声を上げたかと思えばその方向には牛島さん。
「ウシワカちゃん、マネージャーちゃんの名前ってなんて言うの？」
「…及川か。
マネージャーの名前はし、」
牛島さんが名前を言いそうになった瞬間、天童さんが口を軽く塞いだ。
目の端で白布がグッジョブポーズしてるのを見て軽く吹き出して笑う。
「ストーップ、若利クン！
オレ達、今ゲームしてんの。マネージャーちゃんの名前知られると負けゲーム！若利クンも参加するゲス？」
「……そうなのか、分かった。俺も参加しよう」
「ゲームしてないから！」
かわいそーに。
他人事みたいに思いながら、席に着くと雀田先輩に呼ばれて食堂の出入り口すぐ近くまで小走りで向かう。
「ごめんね、ご飯の最中に。
実は備品の確認、マネージャー全員でしなくちゃいけなくって…ご飯食べた後に烏野のマネージャーさんと確認してくれるかな？」
「備品って、」
「基本はスポドリの粉とかスクイズとか、ビブス……ぐらいかな。足りない物があれば明日、買い出しに行く予定！」
「了解デス」
烏野のマネージャー、あんまり知らない。
流石に顔と名前は一致してるけど。
よし戻ろうと意気込んでた時に突如、食堂の扉が開いた。その瞬間、見えたのは赤。
「うお、っと……大丈夫か？」
「…クロ、勢いよく開けすぎ」
「転んでないから別に平気デス」
間髪のところで黒尾サンに支えられたし。
ちゃんと自分の足で立って、戻りにくい状況にぼんやりしてると研磨がジッと見つめてきた。
「何？」
「髪の毛…はい」
ササッと手ぐしで梳いてくれたことにぺこりとお辞儀をして戻ろうとすると、
「し、だから……シロちゃんとか！どう？」
「安直」
「もうイイじゃん！俺、シロちゃんって呼ぶから！」
私、
．
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ろい(プロフ) - ヒナさん» 果たしてオチはあるのか…？？（すっとぼけ顔）コメントありがとうございます、更新頑張ります！ (2020年6月24日 21時) (
レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 落ちはあるのか…？あるなら白布がいいなぁ、夢主可愛い！更新頑張ってください！ (2020年6月7日 12時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - ryonさん» 可愛いですよね分かります（真顔）。応援ありがとうございます！ (2020年3月8日 13時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
ryon - え？夢主ちゃんて、可愛いすぎ、、 めっちゃ応援してます！ (2020年3月6日 9時) (レス) id: 89b2666c2a (このIDを非表示/違反報告)
ろい(プロフ) - 青い夕日さん» ありがとうございますううう！！自分で書いてて言うのもなんですけど夢主ちゃん可愛いですよね！！更新頑張ります！ (2020年3月5日 22時) (レス) id: 9883bc7676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろい
| 作成日時：2019年3月8日 22時
