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絶句、とはこういうことを言うんだろうか。
俺に会いたくて？
俺の名前が知りたくて？
だから俺を追いかけて夜の街に来たって言うの？
名前が知りたい、たかがそれだけで周りが見えないほど夢中になるなんてこと....
「そんなこと...ある、？」
死ぬほど情けない声が出た。
思ってた答えと違ったから。
予想するにも、まぁ興味本位で来ちゃったとか...
あるいは本当に、迷っちゃっただけとか。
まさか、まさか..
俺を追いかけてきたなんて思いもしねぇじゃん。
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『だから、お兄さんが助けてくれた時嬉しくて嬉しくて泣いちゃいました....』
あは、と力なく笑う君。
なんだよそれ....
さっきの涙は俺に会えたことが嬉しくて泣いてたの？
怖くて泣いてたんじゃなくて、俺に会えたコトに安心して泣いてたのかよ。
まぁ、確かに。
助けてって言う時のりんごちゃんの目と言ったら、震える声とは裏腹に相手を目で殺すんじゃないかってほど鋭かったわ。
そういえば。
「...樹。」
『え..？』
「樹って書いて、"ジュリ"って読む」
へ....と間抜けな顔がこちらを向く。
「だから名前。知りたかったんだろ？」
こんな怖い思いしてまで、知りたかった俺の名前。
俺があんな言い方しなかったらこんな思いさせなかったのにな。
ごめんね。
そう言う思いを込めて、キミに名前を告げたんだ。
『樹...さん。』
「そ。りんごちゃんの名前は？」
『っ、Aです！』
「ふーん、そ。
まぁ、りんごちゃんで十分か笑」
『なっ...！』
なんか文句言いたげだけど、多分名前を聞けた嬉しさもあるのか、ちょっとわけのわからない顔になってる。
さて。
「帰るぞ、送ってく」
『え、良いです！そんなわざわざ！』
用は済んだんだから、さっさと帰るぞと腰をあげると君はブンブンと首を横に振った。
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ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
