41 ページ41
・
「あーーー腹減った。
高地、飯まだ〜？？」
授業が休講になったのをいいことに、昼飯を高地の店で済ますことにした俺。
Aもいるしね。
優「お前さぁ！メニューにねぇもん頼んでまだはねぇだろ笑」
「だって高地のオムライスうめぇんだもん。
メニューにしたらいいのに」
優「んー、まぁそれもありかもなぁ。」
『へ、日替わりランチ以外のメニュー出すんですか？』
高地の店は、スタッフがAと2人ということでメニューは分かりやすく日替わりランチ一本らしい。
それでも客が来るからやってけるみたいだけど。
あ、今は俺だけね。
だからこんなに雑談してても大丈夫なわけ。
優「まぁ今すぐは無理だけどね。
半年くらいしたらメニュー増やすかな、」
「半年経ってAが慣れたとしても、1人でホール大変じゃね？
てか大学入ったら授業とかもマチマチだしどーすんの？」
高地が何にも考えてないとは思えないけど、やっぱりどうしても気になってしまう。
優「あ、それね！
言ってなかったけどあと半年くらいしたら、手伝ってくれる人来るから大丈夫だよ」
『え！そうなんですか？！』
優「うん笑 」
「へぇ、どんな奴？」
『え、え！女の人ですか？？』
俺も気になるけど、Aなんてもう興味津々で目がキラキラしてる。
優「そうだね、女の人かな」
そう笑った高地の笑顔があまりにも優しくて...
「なんだよ、お前女いたのかよ笑笑」
その女の人が高地の大切な人ということは安易に想像ができた。
『ゆ、優吾さん彼女さん居たんですか....！？
え、でも会う時間とかなかなか無いんじゃ....？？？』
確かに。
昼はカフェで夜はBar。
休みもちょこちょこあるとはいえ、遊んでる姿も見ないし女の影さえ見たことなかったなそういや。
そんな俺たちの心配なんて高地には必要なかったらしい。
優「んー？家に居るから帰れば会えるよ笑
ご心配なく。」
優「ていうか....
俺結婚してるからね？笑」
「『は？？？』」
空いた口が塞がらないとはこう言うこと。
結婚、ってケッコン....だよな、？
優「なんなら、娘もいるよ」
「『はぁ？？？？？？？！』」
次々と襲う耳を疑うワードの数々に俺とAの驚いた声が店に響いたのは言うまでもない。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 776人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
