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「ちょっとは落ち着いた？」
公園のベンチのすぐそばにある自販機で買ってあげたミルクティーをちょびちょび飲むりんごちゃんに声かける。
『はい...』
あからさまに元気のない君。
さっきはなんかソウイウコトに慣れてるのかもって一瞬過ぎったけど、この様子を見るからにそんなことはなさそうだ。
まだ体震えてるし。
「あのさ。説教したいわけじゃないけどこれだけは言わせてくんね？
そんな格好でこんな時間にあんな場所。
なにもかもアウトなわけよ。
はい声かけて〜連れて行って〜って言ってるようなもん。」
「んで、いざ声かけられたらやめてください助けて、って....
そりゃ、あのオニーサン達も面白がるだけよ。
周りの人たちもソウイウヤツだと思って助けてなんかくれないし。」
そう。
さっき俺じゃない誰かが助けてくれるって言ったけど。
そんなことあるはずない。
あんな夜の街で行われてる行為、それがたとえ合意的なものじゃないにせよ。
あの場にいること自体が合意の合図。
見て見ぬ振りするのが暗黙のルールみたいなとこあるからさ。
ソウイウプレイが好きな人もいるわけで。
助けてなんて言葉、通用しない世界だ。
「わかって行ったんだよな？もちろん。」
少しきつめにそう言い放つと、恐る恐る顔を上げ首を横に振った君。
まぁだろうね、そんな気はしてた。
だってもうほんとあの場にいたキミは、あんなところに似つかわしいくらいの存在だったんだもん。
「じゃあ、なんであんな場所にいたわけ。
俺がいなきゃ今頃、あいつらに取って喰われててもおかしくねぇんだけど？」
そういうと、りんごちゃんはゆっくりと口を開いた。
『友達と遊んだ帰り.....
バイバイって別れた後、帰ろうとしたんです。
でもそんな時、私の目の前にお兄さんが現れたの...』
え、お兄さんって俺？
そんな風に焦る俺はよそに、彼女は止まることなく続けていく。
『お兄さんだ！と思って...
名前、聴きたくて。
こんな偶然ないから。絶対声かけて名前聴きだすんだ、って...
そう思ったら無我夢中でお兄さんのこと追いかけてて...』
『でも途中で見失っちゃって、それで...
それで気がついたらあの人たちに囲まれてて.....』
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ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» 伏線引いてたつもりですけど勘ぐられなくてよかったです！！笑 (2019年9月26日 21時) (
レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» 目、白黒させてます...(笑)高地より衝撃的...!! (2019年9月26日 20時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ヒヨリさん» びっくりですよね笑 コメントありがとうございます！ (2019年9月23日 14時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - ミナさん» こーちに奥さんと娘さんがいたとは...(笑) (2019年9月23日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
青炎神狐白 - 物語が進みすごくおもしろいです！この後の展開が待ち遠しいです(^^)楽しみに待ってます！ (2019年9月2日 23時) (レス) id: 8b8abbcbb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年8月17日 1時
