BTSの長男の日常短編集 2

弱音 JN side 2 ページ38

YJ｢怖い…。自分の体が自分じゃないみたいですごく怖い…。食べたくないのにおなかすいた。でも食べても食べてもおなかが満たされないんだ…｣


ヨンジュナはあまり食べ物に執着がない。食いしん坊が多い中珍しく食に興味がない。だからこそ自分が食べ物に執着することに戸惑い恐怖を感じているのだろう。


YJ「活動休止もしたくない。みんなと一緒にいたい。ARMYに会えなくなるのはやだよ…｣


とうとう目から涙がこぼれた。手が震えているのは病気のせいなのか恐怖のせいなのか。僕は握った手を強めると頭をやさしくなでる。


「でもヨンジュナ、まずは病気を治さないと。そうだ。ライブが終わったら僕の実家にしばらく泊まりなよ。 誰もいない宿舎に1人でいるのはいやでしょ?とりあえずしっかり休んでライブがんばろう。ね?」


涙をぬぐってやりながら子どもに言い聞かせるように言うとこくんとうなづく。しばらく頭をなでていると寝息が聞こえてきてから僕はそっと握った手をはずし静かに部屋を出るとそこには6人の姿。


「ヤー…聞いてたの？」


苦笑しながら言うと気まりが悪そうに目をそらす6人。


｢とりあえず寝たけど泣いたから熱あがったかも。僕は少し準備してくるから誰かそばにいてあげて｣

JK｢僕がいきます！｣

TH｢僕も！｣

JM｢あっずるい！僕も!!｣

｢じゃあマンネlineはヨンジュナをよろしく。ユンギヤは僕と一緒に来てくれる？クサズはサプライズ計画進めてて。｣

NJ｢わかりました｣

JH｢任せてください！｣


着々と準備が進んでいる。ライブまであと1週間。

待っててヨンジュナ。僕たちがお前に救われたように今度は僕たちがお前を救ってあげるから！

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