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迷子 TH side 3 ページ21
JM「ヒョーン！見つけましたよ!ヒョン！探したんですからね！」
ぷんぷんと頬を膨らませているのは絶対わざと。そうすればヒョンに頭をなでてもらえるから。あーほら、ヒョンがなでようとする。そんなことはさせないとヒョンの手を止め、それっぽい理由を言う。
「ヒョン、アンデー！僕たちもうヘアメイクも終わったんですから触っちゃダメです!」
いつもはそんなことおかまいなしになでてもらってるんだけどね。ジミナが少しむくれているのを見て内心ほくそ笑む。これくらいの意地悪はいいよね。僕が勝ったんだもん。
JM「ヒョン！時間！急いで楽屋に戻ってメイクしてもらわないと!」
あっ！あご触られている。僕も僕もって期待するようにヒョンを見るとちゃんと触ってくれて、少しくすぐったい気持ちになった。
そしていつまでも日本語で話しているヒョンの腕を引っ張っていく。ジミナがヒョンはさんで反対側でヒョンをせかしているが、僕は他のことで頭がいっぱいだった。
「ヒョン!メイクしたらセルカ撮りましょうね!」
JM「僕も撮る!」
何を言っているのジミナ?勝負に勝った僕がヒョンと撮るんだよ!
「僕がが先に見つけたんだから僕と撮るの!」
ジミナと睨み合っているとヒョンがたしなめてくる。
「はいはい、3人で撮ろうね。」
僕はヒョンとツーショットを撮りたかったのに…。
いいもん!ジミナがいない隙を狙ってツーショット撮るから!
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作者名：ミキ | 作成日時：2021年10月26日 9時
