水溜りボンドは男女トリオでした Part2 (ページ10)

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たまにはお酒を飲みたい日もある① ページ10

『ね、トミー。』

ト「なに？」

『お酒のみたい。』

ト「は？笑」

『おーさーけ！
ちょうだい！』

ト「A飲めねぇじゃん笑」

『やだ！
今日は飲むの！』

今日の動画投稿終わってリビングに戻ると、Aがトミーに駄々こねてた。

どうやらお酒が飲みたいらしい。

お酒が弱いAは普段ほとんど飲まない。

チューハイ1杯でへろへろになる。

ト「あ、カンタ。
A、どうにかしてくんね？笑」

『カンタくんも一緒にお酒のんで！』

カ「なにがあっあの？
なんで急に飲みたいなんて。」

『私だってお酒に頼りたい日もあるのっ！』

プリプリ怒りはじめた。

これはなんか嫌なことあったな。

トミーも察したよう。

ト「まあ…たまにはいいか。
その代わり、A強くねぇんだから飲みすぎんなよ？」

『ほんと！？
いいの？』

今度は目をキラキラさせて喜んでる笑

忙しいな笑

カ「3人で飲むか。」

ト「サブチャン回していい？」

『うん！』

ーーーーーーーーーー

サブチャン回して30分くらい経って、Aが酔ってきたからカメラを切った。

酔った姿残すのもかわいそうだし。

ト「で？
急にお酒飲みたいって言い出した理由は？」

『う～、言わなきゃダメ？』

ト「そりゃ心配だからな？」

『カンタくん～、とみーこわい…』

さっきまでケラケラしてたのに今度は俺に抱きついてきた。

いや、可愛いな。

上目遣いに赤く染まったほっぺた。

これだから外で飲ませたくないんだ。

ちなみにAはまだほろ酔い1本しか飲んでない笑

ト「怖くねぇだろ笑
話聞いてやろうとしてんの。」

カ「なんかやなことあった？
Aがお酒飲みたいなんて珍しいから。」

『やなことっていうか…ふあんになった…』

ぽつりぽつりと話し始めるA。

『とみーとか、かんたくんとか、ほかの人の活躍見てると…わたしだいじょーぶかなって…
ちゃんとできてるのかなって…』

ト「はぁ…
んなこと？」

トミーのため息に一瞬ピクッとしたA。

悪いけど俺もため息出そうになったわ。

だってAが頑張ってるの、俺らが一番知ってるし。

不安になるなんてばかだなぁ。