水溜りボンドは男女トリオでした Part2 (ページ11)

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たまにはお酒を飲みたい日もある② ページ11

ト「他の人と比べて不安になるんだったら比べなきゃいい。
自分がやりたいことだけやってりゃいいんだから。
あと、他の人と比べたとして、Aはめちゃくちゃすげぇやつだよ。」

『とみぃ…泣』

ト「わー、もう泣くな泣くな笑」

トミーは泣き出したAの頭を撫でる。

カ「ちゃんと俺らに悩んでること言えてえらいね。
ありがとう。」

『ん…かんたくん…泣』

カ「Aは自分を信じてればいいし、周りもちゃんとそれを評価してくれてるよ？」

『う…うわぁん…泣』

子供みたいに泣きはじめたAはガバッと俺に抱きついてきた笑

肩がじんわり涙で暖かい。

背中を優しくとんとんして、落ち着かせる。

ト「ふふ笑
Aはもうちょい客観的に自分のこと見ないと。
めちゃくちゃ評価されてんのに笑」

『んん～…泣
だいすき、ふたりともだいすき…泣
ありがと。』

カ「そんな不安になるんだったら俺らが毎日Aのいいとこ10個ずつ言ってあげようか？」

ト「お前それはサイコパス笑」

カ「なんでだよ！笑
Aのこと思って！」

ト「なんか方向間違ってんだよなぁ笑」

『カンタくん、それはちょっと怖いから遠慮しとくね笑』

よかった。

やっと笑った。

笑顔が一番可愛い。

…泣いてる顔も好きだけど笑

『ふふ、元気でた！笑』

カ「よかった。」

ピーンポーン

『あれ、こんな時間に…』

ト「ちょっと待ってな？」

『トミー…？』

玄関に向かうトミーを不思議そうにみるA。

あー、可愛いな。

『誰か来たのかな？』

カ「さあ？」

しばらくしてリビングにトミーが帰ってきた。

片手に紙袋を持って。

ト「じゃーん！
美味しいお肉とデザート届いた笑」

『うそ！
これずっと食べたかったやつ！』

ト「A元気なさそうだっから笑」

『私のために…頼んでくれたの？
とみぃ～…泣
ありがと…泣』

トミーってこういうことできる男なんだよなぁ。

俺はほんとできない。

気が回らないんだよな笑

誰よりもAのこと想って自信はあるのに。

ト「今日は美味いもの食って、飲んで、いい気分で寝るぞー笑」

『やったー！
トミーもカンタくんもだいすき！』

カ「はいはい、椅子の上立たないで笑」

一緒に泣いたり笑ったりできるこの3人が好き。