幸せのおすそ分け１５【あんスタ】

703話 ページ3

✩


｢いつテレビで放送されるの？｣

｢何ヶ月か先のだったはずだよ！｣

｢楽しみだな〜♪｣


あっ、スバルくんが教室に帰ってきてたの全然気づかなかった

私はすぐに声をかけた


｢スバルくん、今度二人で歌う曲を通してやりたいんだけど付き合ってくれる？｣

｢もちろん！Aと歌うのって初めてじゃない？｣

｢はっ、確かに！｣

｢俺のキラキラはAのキラキラパワーにだって負けないぞっ♪｣

｢あはは！何それ〜♪｣


遊木さんと氷鷹さんも帰ってきた

みんな、相変わらず微笑ましそうに見てくるよね…

遊木さんは笑いながらこんな事を言った


｢今度は明星くんとお似合いだねって言われるかもね。羨ましいな〜♪｣

｢今度は？｣

｢あれ？知らないの？Edenと共演した時、乱凪砂さんって人とお似合いだねって言われてたんだよ｣

｢何それ！？｣


私はそこでようやく気づいた

りっちゃんが拗ねてた一番の原因って、それなんじゃ…


｢ぷっ…あはは！可愛いなぁもう…♪｣

｢みんな好きだよね〜そういうの。朔間先輩の弟が怒るんじゃないの？｣

｢怒るって言うか膨れてた…♪｣

｢そうなの！？可愛い〜！｣

｢想像できるな｣


しかも、それを私に言わない所がまた可愛いよね

次会ったら思い出して笑っちゃいそう…♪

私が笑ってると、スバルくんは私に笑いかけてくれた


｢俺たちがお似合いかどうかは分かんないけど、最高のライブにしようね！｣

｢うん！大成功させちゃおう！｣

｢お〜♪｣

｢その前に、UNDEADとの共演も大成功させないといけないな｣

｢Aちゃんは引っ張りだこだね〜♪｣


そ、そうだ…！

日にち的にはそっちのほうが先だった！

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