その11！ ページ11
結局コネシマ君にズルズルと引きずられながら、私達は３階の空き教室へと向かった
目的地に着くと、コネシマ君はガラガラと扉を開き
「Aさん連れてきたで！」
と言いながら中に入っていく
シャオくんはどこかへ行ってしまったし、ここまで来てしまったらもうしょうがない
決してロボロくんとお勉強会出来るなんて、それはそれで素敵だな？あわよくば隣に座って、勉強を教えてもらえたりなんかしちゃったら最高じゃないか？
なんてことを思ったわけではない、断じて違う
はぁ…やるしかないなぁ！！
なんて、勝手にやる気を出しながら私も教室の中へと入っていった
『ロボロくん！こんにちは！！勉強日和のいいお天気だね！！！』
そう言って、教室内を見渡しロボロくんを探す……が、そこで室内の異変に気付く
なんか、人…多くないか？？
てっきり、私とロボロくんとコネシマ君、それから話に聞いていたエーミール先輩
この４人で勉強会をするものだと思っていたのだ
それなのに、この教室内には予想していたより３人ほど多く人がいるのだ
学校指定ブレザーの下に薄い紫色のセーターを着ている茶髪の少年
彼は狙っているのかどうか分からないが萌え袖のまま、紙パックのコーヒー牛乳を飲みながらスマホを弄っており、視線だけをこちらに寄越している
やたら背の高い瓶底眼鏡の少年はベージュのカーディガンを着ており、私の顔を見ると
「わぁ！本物のA先輩や！！」と喜んでいる
そして前髪をしっかりと七三に分け、赤いマフラーを首に巻いている眼鏡の男性
この人は、さすがの私でも存じ上げている
生徒会副会長で、エーミール先輩と同じスカウト枠でこの我高に入学したトントン先輩だ
あのグルッペン先輩と唯一対等に渡り合える、あるいは彼を制御できる唯一の人と言われている方
エーミール先輩が居ると聞いた時点で、は？コネシマ君っていったい何者？？なんて思ったがトントン先輩が居るとなると益々理解不能だ
意味が分からなさすぎるカオスな状態に一時思考停止した私は、一度深呼吸をして頭の中をリセットする
そして何事もなかったかのように満面の笑みで口を開く
『ロボロくん！！勉強教えて！！』
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泉月。(プロフ) - ときあめさん» ときあめさん コメントありがとうございます！物語を書く際にshaちゃんを如何にかっこよく書けるかを追求している部分もあるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(；；) (2020年11月19日 17時) (
レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
泉月。(プロフ) - あゆたさん» あゆたさん！いつも読んでいただき誠にありがとうございます！！！ これからも楽しんで頂けるような作品を書いて行けるよう頑張りますのね応援していただけると嬉しいです！！ (2020年11月19日 17時) (レス) id: 27a03f1fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ときあめ(プロフ) - 今週分のrbくんも最高にすてきでした(T . T)毎週たのしみにしてます〜〜！rbくんの不器用な感じも、shaちゃんのスパダリ感も最高です。続きの方楽しみにしてます…！素敵な作品ありがとうございます。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 5d5f606a06 (このIDを非表示/違反報告)
あゆた(プロフ) - 初めまして。夜遅くにすみません。とても素敵な小説で更新を密かに楽しみにしているものです…。このご時世、体調に存分に気をつけて無理のないように更新、お待ちしております。 (2020年11月19日 4時) (レス) id: 0b438b4c7d (このIDを非表示/違反報告)
有咲/arisa(プロフ) - 泉月。さん» ｸﾞｯ…まだ現世にいるとするか…（←何だこいつ）最後まで見守ります!!! (2020年10月20日 17時) (レス) id: 1ecb7d6cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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