表だけの偽りカップル【うらたぬき】

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Aside


放課後。



私はアルバイトに行く。てか行きたい。




雨降ってる。傘ない。置傘もない。下駄箱で１人考える。



終わった。バイト時間まであと数十分。




「走るかぁ。」




う「なぁ。仮にお前の彼氏だから送る」





「えっ？嫌だ。大丈夫。」




う「…うるせぇな。ほら。」




と言われ肩を捕まれる。志麻さんにして欲しかった。





「セクハラなんですけど。訴えましょうか？」




う「お前の好きな志麻さん命令ですよ。俺がいないとまーしぃと話せないだろ。感謝しろ」





「志麻さん志麻さんって何？私言っとくけどあんたより志麻さんのほうが好きだから」



と言い肩にあった手をのけて傘から出た。






う「勝手にしろ」






はぁ。意味分かんない。




とりあえず今はバイトだ。
私は雨の中ダッシュした。






店長「Aちゃん。遅刻ギリギリだよー。」






「すみません。雨凄くて」






luz「うわっ。びしょ濡れやん」




「luz先輩。そんな引かないで下さい！」





luz「ごめん笑笑」





私は裏方に行きバイトの服に着替える。
私が働いているのは居酒屋で店長もとても優しい人。
１つ上のルス先輩。カッコいいよ！





店長「今日は予約3あるね〜。忙しいぞ」




「そうですね。」





お客さんが多すぎる。高校生も来る。
ヤバい。




『すみません。生ビール１つ』




「はーい。」





luz先輩もずっと動いて店長も動いている。ヤバい。



〜♪



「いらっしゃいま……」




入ってきたのは、浦田、志麻さん、坂田さん、センラくんだった。



し「Aちゃん、忙しそうやね。」




セ「4名で」




私が動きが止まっているとluz先輩が来て対応してくれた。



ル「こちらどうぞ。」





4人は先輩に着いていき私は先輩が持っていたお皿を片付けた。




ようやく落ち着きあとうしさせの4人とおじさんがたのグループだけになった。


「luz先輩。さっきありがとうございました」



ル「いやいや。友達来たときびっくりするよな」



「はい笑あっ、片付けしてきますね」




私はおじさんグループが帰ったので片付けをし始めた。




坂田「Aさん。」




「はい！坂田さん？」




さ「お仕事終わりました？」




「そうですね。あなた達が帰れば終わりです。笑」





さ「一緒に夜ご飯食べませんか？」



突然の誘い。そして私を手伝いに来たluz先輩も聞いていただろう。

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