第七話 仮審神者になりまして ページ8
山姥切に案内された小屋は本当に小屋だ。いや小屋だと仰ってたけども。こんな。ね?あのー、がっつり。うん、小屋って感じの小屋だとは思わないじゃん?
『あれ、中は案外綺麗?』
山姥切「ここにある物は好きに使え。以上だ」
それだけであっという間にいなくなる。
『…うーん、どうするかな。審神者になるのは別に良かったんだけど。前の審神者探すとなるとちょっとなあ。極力かかわるなと釘を刺されたけど、そういうわけにもいかなくなるし…あ、そうだ』
とりあえず小屋を出て政府に帰る。
『はーい帰ってきましたAでごさいまーす』
川上「ああ先輩生きてたんっすね!!というか聞きましたよ審神者になるって!」
『いやーなんかお偉いさんの都合でいい感じの理由つけられたんだよねー。前の審神者探せとかどうとか』
川上「あーやっぱそういうタイプですよね。でも先輩。そういう怪異的なホラー要素ありありの仕事内容得意じゃないっすか」
言われれば主にそういう仕事はほとんど一人でやっていたのを思い出す。いや私以外のやつらが動かないだけなんだよね?
『んで私は思った。審神者になるついでに政府を辞めようと思う』
川上「へー面白いっすねー」
『棒読み腹立つので仕事の処理追加ー』
川上「いや嘘っす先輩のギャグ最高っす!!」
『はーい。冗談でも嘘でもギャグでもありませんのでさらに追加しておきまーす』
悲鳴を上げる川上を横に
『んじゃお偉いさん方にお願いしてまりまーす』
ってなわけで移動。
政府「なんと?」
『だから辞めさせてもらいます。今回の仕事で』
政府「辞められるとでも思ってるのか?」
あ、おこですね。わかってたけども。いやーブラック企業の鑑だわ。
『前の審神者探すのでそれで許してください』
政府「はぁ…いいだろう、だが。審神者だけではない。一年だけで、あの本丸で成績を上げて見せろ。そしたら辞めさせてやる」
上から目線。そういうところよ?ね?だから社員不足してんだよ??
『待ってください。成績ってことは…』
あーもう嫌な予感しかしないんだが…
政府「勝敗率を上げ、刀剣男子全員を審神者として認めさせてから歴史改変された時間軸を消す。それが出来たらだけどな。出来なかったらわかってるな?」
はーい、そういうとこー。腹立つー。
『やってやろじゃないの!!』
タダで辞めさせてもらえないことはわかっていた。ははは!!!えぇ、やってやろう。私が本気になるとどうなるか見せてやるわぼけぇ!!
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして!コメント、誤字の報告ありがとうございます!ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月4日 14時) (レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです(≧∇≦) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第13話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲森 | 作成日時:2020年5月28日 11時