第三十六話 小さい子って可愛いよね！！ ページ37
『…』
散々説教をくらった私。絶賛引きこもり中です。あの時手入れ部屋で
『そんなに怒ることないでしょ！山姥切と鶴丸に関しては最近仲良くなったばかりなのにこんなときばかり図々しいのよ！もう皆のことなんか知らないんだから！！夕飯の準備手伝ってやらないんだから！！そして食後のデザート私の分あげるんだから！！』
部屋を飛び出す私。
鶴丸「えぇ……なんだ。悪口下手くそか…？」
山姥切「最後に関してはただの親切だな」
歌仙「悪口くらいもっと上手に言ってほしいものだ」
光忠「今回の主くんは優しいからね」
貞宗「ははっ！主は面白いな！」
私はどこに引き込まってるかって？咄嗟に入ってしまった部屋なんだけど…
『誰も、いない…』
まあ元々静かな本丸だったけど最近は騒がしくなりつつある。だからこんなに静かなところは珍しいといえば珍しい。
『……』
頭の中で見取り図を思い出し、部屋の間取りから自分がいる部屋を割り出す。
『…この部屋』
小夜左文字の部屋だ…やばい、小夜ちゃんとはお話しできるけど下手にご兄弟たちに見つかったら問答無用で斬られそう…
？「ねぇ、主」
『！？』
小夜「あ、小夜左文字です…」
『さ、小夜ちゃんか…良かったぁ…』
小夜「あの。どうして僕の部屋に…」
『あ、ごめんね。実は…』
さっきあったことをかくかくしかじか説明する。
小夜「…悪口、下手くそですね」
『え？』
小夜「いえ。なんでもないです…」
『そいういば小夜が持ってるのってお花だよね』
小夜「はい。畑で育てた花が綺麗に咲いたので部屋に飾ろうと…」
『すごいね、小夜が育てたんだ！』
小夜「僕だけじゃなくて、兄様たちと一緒に」
『だからお兄さんたちにも渡すためにいっぱい持ってるんだね』
小夜「はい…。あの、主に…渡したくて」
『え、いいの…？』
小夜「はい。沢山育っていたので…」
くぁあ！！こんなかわいい子から花を貰えるなんて幸せじゃああああ
『ありがとう！』
小夜「いえ…」
『花はいいよね。見ているだけで心が癒される…。あ花を皆にあげたら花に癒されてもっと心を開いてくれるかなー…なんて』
小夜「…」
…あれ？今少し、小夜笑った…？笑ったのか？？笑ったよね？？？
小夜「…主は、面白い人です」
そっぽ向きながらそういって
小夜「きっと、皆が主に心を開く時が来ると思います」
『そんな嬉しいこと言っても飴ちゃんしか出ないぞー』
飴を上げると嬉しそうに小夜は食べてくれました。あぁ可愛い！！
第三十七話 山にある階段って急なくせに小さいからちょっと怖いよね→←第三十五話 待たせたな！！
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして！コメント、誤字の報告ありがとうございます！ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月4日 14時) (
レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです（≧∇≦） (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第１３話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稲森 | 作成日時：2020年5月28日 11時
