第三十五話 待たせたな!! ページ36
貞宗「うおっ!!?」
光忠「貞ちゃん!」
大太刀に押されてバランスを崩す貞宗。それを光忠が庇う。
光忠「うっ…!!」
貞宗「そらよっ!!」
鶴丸「大丈夫か、二人とも」
貞宗「あぁ…!」
光忠「ただ…」
鶴丸「あぁこりゃ、きりがないな」
倒せば倒す程雷鳴が落ちてくる。
山姥切「くそっ!!」
歌仙「強くなっているね…このままじゃ」
練度が高い山姥切、三日月、鶴丸でも押され始めている。そして
山姥切「大太刀がこんなに…」
大量の大太刀が出現。
山姥切「っ…」
するとその時だ。
光忠「何!?」
黒雲を切り裂く様に白い雷鳴が落ちる。その雷鳴は時間遡行軍のど真ん中に落ち当たった時間遡行軍は消えていく。そして現れたのは
『待たせたな!!』
こんのすけ「あ、あるじさまここ敵陣のど真ん中です!!」
え?あ、ほんとだ。
山姥切「ど、どうしてあんたが!」
『なあに。皆がピンチだったからね!助太刀さ!!』
どや顔を決めるが山姥切はやっぱり不機嫌顔。
三日月「…」
『…いやあ久々にやりますか』
勿論持ってきてますよ、自分の刀をね。太刀を構える。
『…参る!!』
言ってみたかったんだよね、参るって!
次々に時間遡行軍は消えていく、誰が持てもその強さは明確だった。
『これで…』
高く跳ね上がり大太刀を真上から切り込んだ。
『最後!!』
終わった終わったー、お。皆が駆け寄ってきてる。ふふん、褒めてくれてもいいのよ?
鶴丸「おい大丈夫か!!」
山姥切「お前、敵のど真ん中に行くとはどういうことだ!!」
めっちゃ怒れとる…!?
山姥切「後先を考えろ!どうしてあんたがいつもいつも!!」
あれーこれってもしかして
『心配、してくれてる…?』
山姥切「…!?あいやこれは…!」
歌仙「そりゃ心配もするよ!どうして主はもっと自分を大切にしないんだい!主が死んでしまったら元も子もない!あーもう、こんなに肝が冷えたのは久々だったよ!」
光忠「本当だよ!君が強いのは知っているけど!」
貞宗「ま。大丈夫だったんだからいいじゃねーか!」
…こんな会話、前にもあったな…私が審神者になったあの頃も…
三日月「これで終わったのか?」
『はい。時間遡行軍の気配なし。歴史にも問題はありません。てなわけで帰還しましょう』
こうして無事に出陣は終わったわけだ。あの後、手入れをしながら歌仙と光忠、山姥切も。そして以外、鶴丸にも説教を受けていました。主が出陣すること自体危険なのにと。
三日月「…」
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稲森(プロフ) - 時雨さん» 初めまして!コメント、誤字の報告ありがとうございます!ご親切に押してくださって嬉しいです。こんな感じで誤字も多いかと思いますがこれからもよろしくお願いします! (2020年6月4日 14時) (レス) id: 17ab3ec999 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 夢主の性格が好きです(≧∇≦) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 誤字らしきものを見つけましたのでお知らせしておきますね(*^^*)第13話の最後の行で、「短期は損気」と書かれておりますが「短気」の間違いだと思います(*^_^*) (2020年6月4日 0時) (レス) id: a4f27d0bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稲森 | 作成日時:2020年5月28日 11時