天ノ弱【呪術廻戦】

1年後 ページ14

2007年8月

傑side



家入｢いっくよー｣

俺は消しゴム
硝子はペン
Aは定規を手に持ち


勢いよく悟に投げる




悟にあたる寸前に

ペンと定規は悟の目の前に急に止まったかの
ように見え



消しゴムはそのまま悟の頭に当たった

家入｢げ、何今の｣

『すっすごい…』

｢術式対象の自動選択か？｣


五条｢そ

正確に言うと術式対象は俺だけど


今までマニュアルでやってきたのを
オートマにした
呪力の強弱だけじゃなく
質量・速度・形状からも物体の
危険度を選別できる

毒物なんかも選別できればいいんだけど
それはまだ難しいかな

これなら最小限のリソースで
無下限呪術をほぼ出しっぱにできる｣


『出しっぱって…』
家入｢そんなことしたら脳が焼き切れるよ｣

五条｢自己補完の範疇で反転術式も
回し続ける
いつでも新鮮な脳をお届けだ

前からやってた掌印の省略は完璧

''赫''と''蒼''それぞれの複数同時発動も
ボチボチ
あとの課題は領域と長距離の瞬間移動かな

高専を起点に障害物のないコースを
あらかじめ引いておけば可能だと思うんだ
硝子、実験用のラット貸してよ｣

家入｢えー｣


悟は''最強''に成った

五条｢傑

ちょっと痩せた？大丈夫か？｣

｢！｣

任務も全て1人でこなす
硝子は元々危険な任務で外に出ることはない
Aは時々危ない所へ任務に行くこともある

必然的に、私も1人になることが増えた

｢ただの夏バテさ

大丈夫｣

五条｢ソーメン食いすぎた？｣

『…あんまり無理しないようにね』


ーーーーーーーーー


その夏は忙しかった

昨年頻発した災害の影響もあったのだろう

蛆のように呪霊が湧いた

狂う→←変えられない未来と変わってしまうモノ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す