【鉄血のオルフェンズ】鉄華団の元情報屋の少女Part2 【完】 (ページ18)

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華ページ18

貴女side

昭弘「これは…」

エンビ「すっげぇきれい！」

エルガー「華(はな)咲いた！華(はな)！」

チャド「おお～！」

宙(そら)に咲いた大きな華。

ユージン「おやっさんこの弾…」

おやっさん「おう、推進剤に使ってる水素をよ、ちぃっとばかし細工したんだよ。こいつが言いだしっぺでな」

ユージン/貴女「「へえ～！」」

ヤマギ器用なことするなぁ…私には出来ないことだ…

シノ「ヤマギが？」

三日月「消える...」

氷の華は静かに散っていった。

ユージン「あぁ…」

エンビ「ええ～？」

エルガー「もう？」

エンビ「もっとずっと咲いてりゃいいのに...」

ユージン「なんかあっけねぇな。生きてるときはぎゃあぎゃあやってよ、くだらねぇことで笑ってやり合って…消えるときは一瞬だ」

貴女「そうだね…一瞬だよ…」

シノ「ぐっ…」

名瀬「泣けよ。葬式ってのはな

生きてるヤツらに思いっ切り泣くことを許してくれる場でもあるんだ。

だからよ今日ぐらいは…」

シノ「嫌です」

名瀬「ん？」

シノ「格好よかった仲間を見送るってときに自分らがだせぇのは嫌です」

貴女「泣く…か…」

泣けない私には…シノ達の気持ちが分からない。