【鉄血のオルフェンズ】鉄華団と元情報屋の少女 Part1 【完】 (ページ24)

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情報屋ページ24

貴女side

畑仕事が終わって休憩している時、私は話を切り出した。

貴女「ビスケット、三日月、アトラ。私、話さなきゃいけないことがある。」

三日月「なに？」

貴女「…私ね。ここに来る前、情報屋をしてたの」

三日月「情報屋？」

***

私は、物心ついた時にはもうパソコンを使いこなしていた。

私には弟がいる。

ある裏組織に私達姉弟は育てられた。

私がやることは、相手のデータベースに潜り込んで情報収集。

そしてその情報を売って生活をしていた。

そのときにギャラルホルンのデータベースを少し覗いて情報を得た。

私達姉弟には何もなかった。

親も知らない。

友達もいない。

私にあったのはこのハッキングの技術と弟と仕事仲間だけ

私にとって弟が全てだった。

弟がいるからどんなことでも頑張れるって

だから私はどんなに辛い仕事でも耐えてきた。

でもその我慢も限界に達した。我慢出来なかった。

だって唯一の肉親である弟が大人達に殴られてるんだもの…

だから私は…隠し持ってたナイフで周りの大人を殺した。

許せなかった。

だから殺した。