夕暮れ ページ23
A「・・・・ん」
目をあけると窓のカーテンが半分だけ開いてて
そこからオレンジ色の夕陽が入り込んでる
A「チャンミン？」
名前を呼んだけど返事はなくて
私の横には温くなった氷嚢と畳んであるブランケット
そか・・熱、出したんだった
ブランケットの横にひらがなのメモで「まってて」って
汗が凄くて着替えたい
のろのろと起き上がってユノさんが入れてくれた荷物をさがす
えっと・・・あれ？スーツケースがない？
A「・・・・・・」
きれいに整頓されたシンプルな部屋
白い小さな丸いテーブルと赤い椅子がひとつ窓側に置いてある
並んでる２つの枕
えっと・・・/////その・・ここって
さっきまで窓から入っていた夕陽の色が消えて外を夕闇が包む
A「チャンミン・・・」
「まってて」と書いてあるメモを持って部屋を出ると
静かなリビングにはチャンミンの姿はなくて
ブラインドが上がったままになっている
窓から見えるのは街にあるビルやマンションの灯りで
遠くに聞こえるサイレンの音
留学して母が日本に帰って初めて１人になった日の夜を思い出す
大学・・・通えるようになるんだろうか
いろんな事が頭を過って不安に押しつぶされそうになっていたとき
部屋のドアが開いた
CM「あ？A？起きて大丈夫？」
買い物袋をと小さなケーキの箱を持ったチャンミンが帰ってきた
私は・・・ここに居てもいいんだろうか？
亮司くんとたまたま一緒にいただけでも
あんな風に思われたりするのに
もしも
何かがきっかけでチャンミンと一緒にいるってわかったら
韓国中の女の人を敵にまわすんじゃないかって
CM「熱、どうですか？」
テーブルに荷物を置いたチャンミンが近づいてきて
私の額に手をあてる
う・・うわわわわわ///
後ずさりしたらチャンミンが怪訝な顔をする
A「えっと///すっごく汗かいちゃって・・着替えようと思って・・」
CM「あ！汗、かきましたか。熱下がってるかもしれないですね」
熱を確かめようとしたチャンミンの手が額に伸びて
一歩、私は後ろに下がる・・だって、きっと汗臭い
CM「？？どうかした？」
A「・・・えっと」
首を傾げたと思ったら左腕を捕まれて、その弾みでチャンミンの前に
CM「熱、下がりましたね。シャワーしてきますか？夕ご飯、食べれますよね？」
スタスタとバスルームに連れて行かれてバスタオルを渡された
CM「シャワーしてきたら、すっきりするでしょ。着替えたらいいよ。」
そう言うとリビングの方へ戻った
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はる - いつも楽しみにしています。2人を連れて行きたいとこって何処ですか？とても気になります。 (2018年11月2日 9時) (
レス) id: 57e60e4744 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - alexisさん» うふふ♪２人を連れて行きたい場所があるんです。妄想ですから（笑）楽しもうと思ってます。 (2018年10月31日 21時) (レス) id: 8931605da0 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - みかんさん» いっしょに日本に？？うふふ！チャンミン、、、ヒロインのご家族に会っちゃったりしますかー？？(^o^) (2018年10月31日 7時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - みかんさん» (^O^)/はーぃ、気長に待てますwww (2018年10月22日 22時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - alexisさん» なかなか更新できなくてごめんなさいね。気長にまっててくださいませ。少し足踏みしますけど・・。 (2018年10月19日 0時) (レス) id: 8931605da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜜柑 | 作成日時：2018年9月10日 23時
