運命【第14話】 ページ24
よっぴー目線
よ「A、お前はさぁ
自分のことなんかどうでもいいと思ってねぇ？
さっきも、俺の事想ってくれたんだよな
でも、お前は溜め込みすぎてんの
だれにも頼らず、自分で解決しようとする
昔も、一人で泣いてたよな？
その時、俺が話しかけたら俺の事頼ってくれたよな
Aの悪いとこ
すぐ泣く
自分より相手のことを先に考える
自分で溜め込んで一人で泣く
誰も頼んねぇで自分で解決しようとする
なぁ
俺を頼れよ……。」
貴「私もわかんないよぉ……。」
え……？
よ「自覚がなかったのかよ？」
貴「そうみたい」
貴「翼が言ってくれることも分かるし、そうなのかもねって思う」
―――――――だけど、どうすればいいのかわかんない……。
ダメだこいつ、めっちゃ抱きしめてあげたい
ｷﾞｭｯ
よ「俺に話してくれればいいの」
よ「さっきみたいに、自分の思ってる事全部
怒んないから、言ってごらん？」
A目線
よ「怒んないから、言ってごらん？」
いつかの翼を思い出した
昔も、私が一人で泣いてる時は、話聞いてくれたっけ……
よし。
言おう、全部
……あれ？
言葉が、喋れない…
また、人間不信になったの？
いうこと聞かない私の口
気づいたら、泣いていた。
よ「どうした？言いたくないの？」
違う。ちゃんと話せる
話せる……
話せるはずなのに…
私は近くにあった紙とペンを取り、こう書いた
『話したいけど、話せない』
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作者名：みかん | 作成日時：2018年4月28日 22時
