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＊youside
…お父様が撃たれるところを見た。
そして、何も状況が見えていなかった私は迷わずお父様の胸に飛び込んでしまったのだ。
その行為がどんなにあとで悔やむことになるかなんて知らずに。
『…おとうさまっ…』
ただただお父様の温もりを感じたくてお父様の胸に顔を押し付けた。
その時だった。
ﾄﾞｫﾝｯ
…という発砲音と共に大好きな大きな手に目を覆われたのは…。
『…え…？』
驚いているとすぐ近くでドシュッという何かを貫く音が聞こえた。
…恐る恐るお父様の震える手をとる。
そこには…
『…おとうさま…？』
肩から真っ赤な血を流すお父様の姿があった…。…そこで初めて自分は守られたのだと気づく。
お父様の肩から流れる血は止まらない。
『…そんな…やだ…やだよ…』
…目からこぼれる雫に気づかないまま、急いで着物を破ってお父様の肩に押し付ける。
ｱｵｲ「…A…」
お父様が虚ろな目でこちらを見る。
そして、いつものように優しく笑う。
まるで“大丈夫だ”というように。
何故か少し後ろにいるお母様は下唇を噛み締め、戦士達を手で制している。
…何故、気づかなかったのだろう。
お母様が、お父様がそんなにも警戒を払っている人物に…。
天竜人「…化け物め、庇ったな!?」
『!?!?』
後ろから聞こえる怒号に驚いて振り向く。
…そして、その者と目が合ってしまった。
…その瞬間全身が凍る。
天竜人「…ほぅ…」
『…!!!!』
どこか品定めをするような目に恐怖と不安が募る。
お父様が震える手で、でもしっかりと私を守るように強く抱きしめた…。
…でも、もう遅かった。
天竜人「…女、獣のわりにはいい顔をしているな」
『…っ…』
…そして天竜人が言う次の言葉で皆が凍ったように動きを止めることとなるのだ。
天竜人「…よし。決めたぞえ。貴様、わちきの奴 隷になるが良いえ」
ｱｵｲ・ﾊﾙ「!?!?!?!?!?」
戦士「!?!?!?!?」
…息が止まりそうだった。
いや、しばらくはドクンドクンと強く脈打つ自身の心臓の音しか聞えなかった…。
けれど
戦士「アオイ様！もう我慢なりません!!命令を!!」
戦士「私たちの大切な姫様を渡す訳にはいきません!!」
戦士「どうかご命令を!!」
…戦士が黙っていなかった。
それに海軍も少したじろいでいる。
…何しろ妖のものは皆覇気を使い大抵のものではやられてしまうからだ。
このままでは戦争になる…。
皆、そう思った…。
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sora(プロフ) - ありがとうございます！！今受験のため更新がこ出来ていなくてごめんなさい(>_<)もう少しお待ちくださると嬉しいです！！ (2019年2月22日 0時) (
レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白くて必死に読んでました！更新楽しみにしてます！ (2019年2月20日 18時) (レス) id: cb802c0a66 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます！最近忙しく更新ができていなくて申し訳ないです(>_<)空いている時間に更新を頑張るのでまた読んでくださったら嬉しいです(*^^*) (2019年1月25日 21時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 凄く面白かったです！続き楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2019年1月25日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 夏季さん» 本当に申し訳ありません。そしていつも応援して下さり本当にありがとうございます！ (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2018年12月1日 18時
