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それから1年後…


Aが5歳の時に白ひげ海賊団が訪れた。
彼らもお父様と知り合いのようでシャンクス達同様しばらく国に滞在してたくさんのお話を聞かせてくれた。
クルーのみんなも優しくとても可愛がってくれた。


…そしてもう1人、Aが5歳の時にこの国に訪れた者がいた。


その名を…


“シルハーズ・レイリー”


彼が来ると国のものは皆喜びお父様もとても喜んでいた。
そんな彼にAもすぐに懐き、レイリーもAを娘のように可愛がった。


そんなレイリーが国を去って数日後…。
お花畑の方から痛々しい“声”が聞こえてきた。


『うっ…!!』


突然頭を抱え蹲る娘にアオイとハルはとても心配した。


アオイ「!A!どうした!?」


ハル「頭が痛いの…?!」


それにAは、少し顔を上げて2人を見つめる。


『お花畑…から、痛い、痛い、声がする…』


それを聞くとアオイとハルはすぐお花畑へ向かった。もちろんAも連れて。
するとそこには…


アオイ・ハル「!!」


…どうやってたどり着いたのか。身体中血だらけの子犬がこちらを睨んで威嚇していた。


『!!』


それを見たAは驚いて目を見開いている。
ハルは口を抑え、うっすらと涙をうかべる。
…そしてアオイは…


ガシャッ


…自身の持つ鬼刀を地面に落とした。


アオイ「“辛かったな…。人間にやられたのか。…だが、俺はお前に手を挙げない!!…ここへ来たからにはもう大丈夫だ。お前を傷つけるやつはいない”」


そう言うとアオイはニッと笑った。
初めは威嚇していた子犬も徐々に落ち着き、しばらくした後アオイの手当を静かに受けた。


それからだ。Aが必死にアオイに医療のことを教えて欲しい、と頼みだしたのは。
Aは子犬の姿に心を打たれ、このような目にあう動物を助けたい、と深く思った。

アオイも教えない、という選択肢はなく快くAに医療を教えてくれた。

そしてハルからは妖術を学ぶようになった。
動物達を助けてあげられるように。自分の身は自分で守れるようにと。

…それからAは子犬にその真っ白な見た目から“ゆき”という名前をつけた。ゆきもAに懐き四六時中そばにいた。




その2年後だった…。


この国に悲劇が訪れたのは…。

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sora(プロフ) - ありがとうございます!!今受験のため更新がこ出来ていなくてごめんなさい(>_<)もう少しお待ちくださると嬉しいです!! (2019年2月22日 0時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - すごい面白くて必死に読んでました!更新楽しみにしてます! (2019年2月20日 18時) (レス) id: cb802c0a66 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!最近忙しく更新ができていなくて申し訳ないです(>_<)空いている時間に更新を頑張るのでまた読んでくださったら嬉しいです(*^^*) (2019年1月25日 21時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 凄く面白かったです!続き楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2019年1月25日 12時) (レス) id: caa5a8f062 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 夏季さん» 本当に申し訳ありません。そしていつも応援して下さり本当にありがとうございます! (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6f4d88280c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2018年12月1日 18時

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