65 本当にめんどくさいのは ページ27
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「悠長な事言ってるとあのチビちゃんに良いトコ全部持ってかれんじゃねーの。同じポジションだろー」
『あ』
そして唐突である。
止める間もなく、一言で月島くんの地雷を踏んだ黒尾を見て、私は思わず声を漏らした。
私は、本格的に嫌われたり怒られるような他人の地雷は、だいたい把握しているつもりだ。
影山は王様って言われると怒るけど、本当に心から激怒するレベルじゃなくて、黒歴史って感じだし。
そんな感じにだいたいを察していき、月島くんにはそういう話題を出さないできたのに。
そうして案の定、ニコニコと笑いながらキレて体育館を出ていった月島くんに、これも思春期かね…なんて考えた。
じゃ、月島くんも帰っちゃったし私も帰ろうかな！
ということで体育館を出ようとしたら黒尾に肩を掴まれた。
「……で？」
『え、なに、』
「お前はなんか知ってたんだろ？メガネ君のこと」
『？？』
「とぼけんなさっき『あ』って言ったじゃねーか！」
『ちょっ痛い痛い痛い背骨痛い！！』
黒尾はなにかというと、すぐに人の背骨折ろうとするのやめた方がいいと思うの。
アイアンクローも嫌だけど背骨折られたら死ぬから。
ガチめに意識が飛びかけた所で止めてくれた赤葦さん素敵…。
結婚してください！と何度目かのプロポーズをしたら黒尾に殴られた。
なんで…。
『つーか月島くんの事情なんか知らないよ…』
「じゃあなんであのタイミングであ、って言ったんだよ。何かは知ってたんだろ？」
『何かって……思春期なんじゃねぇの？冷めていたいお年頃なんですよ…』
月島くんがどんなことを思っているかなんて、私に分かるはずもないし、分かりたくもない。
月島くんは今の自分がいいと思ってそうしているんだから、私たちがどうこういう問題じゃないし。
どうこういって、その言葉に月島くんが何かを感じることが出来たのなら、それはそれでいいと思うけど。
……めんどくさすぎる。
他人は本当にめんどくさいよ…。
そう思っていることを察されたのか、黒尾はそれ以上はしつこく聞いて来なかった。
「まあ、俺はお前のがめんどくせーと思うけどな」
『え？私なんてまだまだだよ』
「別に褒めてねぇんだけど」
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【Ｉｆ】大晦日×澤村さんHPB！→←64 取り柄を分けろください
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未確認歩行物体(プロフ) - たくさんのコメントありがとうございます！！数年もたった今更にまとめての返信になってしまいすみません、全てのコメントは当時にちゃんと読ませて貰ってました…！完結してから随分経ってしまいましたが、新しくコメントくださった方もありがとうございます！ (2021年5月3日 13時) (
レス) id: d428059590 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - もうこの小説作ってくれた作者様に、感謝だわ。 ありがとうございます!(スライディング土下座) (2020年6月6日 18時) (レス) id: 8baac5d0e6 (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - なんかひいおばあちゃんずるい。クロと誕生日同じだよ?!ぼくなんか8／20というなんという日にちだよ。あと1日早く生まれたかった＼(^o^)／ (2016年12月17日 17時) (レス) id: ef4590e231 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - それから未確認さん、今までありがとうございました！未確認さんへの作品を作ったのでぜひ見てください。http://uranai.nosv.org/u.php/enq/mikakuninn/ (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
やよい - 実は、未確認さんへのメッセージを書いた作品を作りました。これを見ている読者の方はぜひ、参加していただきたいです！ (2015年11月2日 18時) (レス) id: e5350613f4 (このIDを非表示/違反報告)
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