記憶 ページ6
｢なんですかこのタコぉぉぉぉ!?｣
｢せんせーはタコじゃないです殺せんせーですってば!!!!!!!!!!｣
｢しゃべったぁぁぁぁぁぁ!?｣
壮絶な悲鳴争いのうちにだんだん落ち着いていき少し出た涙を拭いて少女は立ち上がった。
｢ここ…どこですか？｣
｢本校者の裏の山、エンドのE組の場所だけどー？｣
｢本校者…？エンド…？｣
どうやら様子がおかしい彼女を見かねてか一部始終を見ていた烏間惟臣…烏間先生が声をかける。
｢君、名前は？｣
｢…かぐや。｣
｢椚が丘の生徒か？暗殺者か？｣
｢へ…？クヌギガオカ？暗殺…？なんでそんなに物騒なんですか。｣
訳が分からないと言ったように眉を顰めるかぐやと名乗る少女。
｢もしかして記憶喪失…？｣
そんな水色の髪の少年、渚の声で辺りは静まる。
｢なぁ、どっから来たんだ？｣
｢??｣
｢日本人…だよな？｣
｢??｣
｢苗字は…？｣
｢???｣
厄介なやつがまた来た!!
暗殺教室のメンバーの心の声がまさに一致した瞬間だった。
｢かぐやという名前の生徒は椚が丘には在籍していないようですので、外部からの…暗殺者…でしょうか？｣
おずおずと話し出す律。生徒データに潜って探していたらしい。
｢とりあえず中へ…傷がありますので手当をしましょう。｣
そう殺せんせーの一言で数人に手助けされながら校舎に入るかぐや。
落ち着いたら烏間先生が慎重に一つ一つ質問していく。
｢まず、誰からここの情報を聞いた？｣
｢わからないです、自分がなぜここにいるのか。気付いたらここにいたんです。｣
｢そうか。なら自分のわかることを話してくれないか？｣
｢名前はかぐや。この髪飾りは大切な人からもらった。けど…その大切な人も何も思い出せない。｣
どうやら本格的に記憶をなくしているらしい、と言うのが彼の判断だった。
そして下した結果は｢彼女も暗殺に参加してもらう｣ということだった。住むところも分からないため防衛省で働く人達の部屋を1つ貸すということらしい。
そして付けられた苗字は｢三日月｣
不思議なことに彼女の目の中に三日月のような模様が映されていたからだった。それにより生徒たちの間でかぐやが月の使徒であるという噂が広まったのは言うまでもない。
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ミューゼス(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 全作品にコメント頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月12日 18時) (
レス) id: 8be0659255 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - みゅーぜす＞ワンコ女子の力作見ましたわ！！表クール（？）で裏ワンコ！！発想、展開、誤字はあっても、長く続けられる強さ。だからこそできた作品でしょう。（ちなみに暗殺教室→カルマ、有希子 黒バス→伊月が好きよ？ (2019年5月7日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年8月29日 18時
