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弟達 ページ19

「迷惑をかけてはならないよ。」




彼の声の後に続くたくさんの声、粟田口の刀達がわらわらと部屋に入ってきたのだ。




「かぐやっ!!あの時は驚かせてごめんね!!」


「また…会えて嬉しいです!!」


「怖がらせてしまいませんでしたか…申し訳ありません!!」


「かぐや…さん…ふぇぇぇ…」




衝突するように抱きつき思い思いの言葉を紡ぎ泣きつく短刀達。数日前にも見た風景だった。




「あの時は私も混乱してたの…ごめんね?」




泣きじゃくる短刀達の頭を撫でてあやすかぐや。
泣き声はさらに大きくなっていた。




「あの…いちごさん…」


「失礼しました。ほらかぐやさんが困っているでしょう?」


「いち兄怖がってるー!!いつもかぐやのことかぐやって呼んで僕達のお姉ちゃんになるかって冗談言って三日月さんと和泉守さんに怒られてたのにー!!」


「こっ…こら!!記憶が無い時にいきなり呼び捨てなど無礼かと思ったからです!!誤解なさるなかぐや!!…あ。」


涙をふいて意地悪く笑う弟達に墓穴を掘らされる一期。かぐやはここに来て初めて微笑んだ。




「かぐやでいいですよいちごさん。にしても、弟くん達多いですね…」


「諸事情ありまして…記憶が戻れば理由もすぐに思い出しますよ。」


「もーそんなことより!!お話してよーよ!!」




この本丸には多くの仲間が在籍していること、自分に兄貴分がいること。元の自分の性格は今の自分とさほど変わらないこと、様々なことを聞いたが最後まで三日月宗近の話は出てこなかった。




「さてと、かぐや。もうそろそろ帰らなくてはご学友達が心配なされますよ?弟達に送らせましょう。」


「大丈夫ですよ、すぐ帰れますしまだ明るいですし。」


「ですが…わかりました。お気を付けて。」




最後になんと書いているか分からないお守りをお土産に持たされ、かぐやはE組の校舎への帰路へと着いた。




「どうだった…?」


「叔父上とお狐殿…弟達と仲良く話してくれましたが記憶は…何かきっかけがあれば話は変わると願っています。」




茜色に染まる山の夕焼けを見ながら一期一振に茶を出す鳴狐。遠くにはとぼとぼと帰ってくる三日月と朔の姿が見えていた。

養兄→←長兄



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ミューゼス(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 全作品にコメント頂きありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (5月12日 18時) (レス) id: 8be0659255 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - みゅーぜす>ワンコ女子の力作見ましたわ!!表クール(?)で裏ワンコ!!発想、展開、誤字はあっても、長く続けられる強さ。だからこそできた作品でしょう。(ちなみに暗殺教室→カルマ、有希子 黒バス→伊月が好きよ? (5月7日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミューゼス | 作成日時:2018年8月29日 18時

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