面談 ページ15
｢それでは、かぐやさんにとって初めての面談ですね、始めましょう。｣
招待がバレているがゆえ、殺せんせー本人がにゅるんと触手を動かして面談を始めた。背後には疑いの目をした体育教師が待機していた。
｢ではまず烏間朔さん、貴方がかぐやさんの保護者ということでお間違いないですね？｣
朔は力強く頷くがかぐやはその姿を訝しげに見ているだけだった。
｢それでは、なぜかぐやさんはここに来て、木から落ちて私たちの目の前に姿を現し、さらに記憶を失っているか心当たりは？｣
｢…ここに来た理由はかぐやはこの土地に由縁があるから、木から落ちたことは説明はつきますが言えることではありません。記憶が無いのは…正直俺にもわからないです。｣
｢言えることではない、というのは？｣
｢それ程かぐやは非常にデリケートな存在である、ということです。それは、あいつら…今本拠地に待機させている奴ら全員にも当たることです。｣
｢…あの人達と私が同族ってこと、ですか？｣
重く閉ざしていた口を開いてかぐやが紡いだ言葉はありえない、と言いたげな言葉だった。
｢あぁ。かぐやが自分が何者であるか思い出した時、その答えを自分でつかみとらないとこの件については意味が無いように思うから俺からはあえて伝えない出おこうと思ってるんだ。｣
｢賢明な判断かもしれませんね。｣
｢話の途中ですまないが、目の前の問題として貴方方の対処とかぐやへの処遇について俺から話がある。…三日月、どうしたい。｣
鋭い目でだが少し優しげに教師はかぐやに問いかけた。
｢私は…先生の家にいたいです。朔さん…ですよね、貴方の誠意は私が本当にあの屋敷にいたんじゃないかなって考えるのに十分なんですけど…まだそれに答えられない､､､気がして。｣
｢三日月達の事が怖かったか？｣
｢…はい。｣
そりゃそうか、と朔は心の中でため息をついた。誰だって見知らぬ人からあんなにいきなり求められたら恐怖を抱くに違いない。
｢朔さん、あの青い髪の人を連れてきてはくれませんか？｣
｢はっ!?ちょっ…せんせー!?｣
ピンっと伸ばした触手を驚いたように見つめるかぐや。
しかしせんせーの思うことだ、どこかに答えを見つけているのかもしれない。と、椅子に座り直して小さく頷いた。
｢そして…烏間先生は少し外へ。4人で話をさせてください。｣
｢…わかった。｣
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ミューゼス(プロフ) - 極・吹雪姫さん» 全作品にコメント頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月12日 18時) (
レス) id: 8be0659255 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - みゅーぜす＞ワンコ女子の力作見ましたわ！！表クール（？）で裏ワンコ！！発想、展開、誤字はあっても、長く続けられる強さ。だからこそできた作品でしょう。（ちなみに暗殺教室→カルマ、有希子 黒バス→伊月が好きよ？ (2019年5月7日 21時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミューゼス | 作成日時：2018年8月29日 18時
