検索窓
今日:5 hit、昨日:18 hit、合計:23,933 hit

3話 ページ3

どうしても、雄英に来て欲しい、と雄英の教師から直談判され渋々通うことになった。



Aは普通科に所属し、午前中は普通の勉強を、そしてヒーリング能力に長けているため、午後はリカバリーガールの手伝いをすることになった。



Aはあまり、人に声を聴かれたくない。
それでも、自分の個性は声を発する事で発動する為、リカバリーガールの手伝いの際は仕方なく歌を歌い生徒達の治療を行なった。



リ「アンタももう少し自信を持たないとだね、ほらグミお食べ。」


ありがとうございます、とグミを受け取る。
Aはクラスにいる時は殆ど喋ることがなかった。
クラスに馴染むことができず常に一人で行動をしていた。


午後のリカバリーガールの所での手伝いの時だけ、彼女と言葉を少し交わすことはあった。











最近よく保健室に来る子がいた。
緑谷出久。彼はよく怪我をする。


リカバリーガールが見ると体力面で全てを見ることができない為、あまりに酷い時はAもその傷を癒した。


緑「ありがとう、えっと……」
A「………………」
リ「その子はAというんだよ。緑谷、仲良くしておやり。」
緑「はい!よろしくね、Aさん」


緑谷からの言葉に小さく頷く。
なんとも人懐っこい笑顔を見せる人だ、と思った。





Aは学校からの帰り道、時々いつもの川辺に向かっていた。
あの日以来、死柄木には会っていない。
Aはまた会いたいとずっと願っていた。


自分に生きる意味をくれた彼に会いたいと、心底思っていた。

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
設定タグ:ヒロアカ , 死柄木弔 , ヴィラン連合   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mikael(プロフ) - あすぅさん» コメントありがとうございます!のんびりペースではありますが続きも頑張って書いていきますので、お待ちいただければと思います! (2022年1月22日 21時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
あすぅ - 最初から読ませていただきました!面白かったです!続き楽しみにしてます (2022年1月21日 19時) (レス) id: 8561b5144a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mikael | 作成日時:2021年12月7日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。