お出かけ2 ページ9
洋食屋は程よく混んでいて、少ししてから席に案内された。
A「マサイは何食べる?」
こういうとこって悩むよね、とメニューを手にすると先にどうぞ、と勧めた。
マサイはありがとう、とメニューを受け取るとそれを眺めた。
マ「うーん……オムライス、かな。」
A「あ、それいいね。でも私パスタ気になるから、本日のランチのパスタにする!」
二人で注文を済ますと、また他愛無い会話を始めた。
A「マサイとかシルク達って、学生時代の仲間なんでしょ?モトキは…?」
マ「モトキも学生時代の友達だよ。」
そんな会話をしつつ、運ばれた昼食を見て、美味しそう、と声を上げた。
A「すごく、おいしかったね!」
マ「また、来たいね。今日この後ってなんか予定ある?特になければ、お茶でもどうかな?」
マサイに誘われ、携帯の時計を見る。
A「あー、ごめんマサイ。今日夕方には不動産屋の方に顔出さなきゃ行けなくて、今日はこの辺でいいかな?また、機会があったら遊ぼう?」
マ「ん……わかった。また、時間合うとき会ってくれる?」
もちろん、と頷くとマサイは嬉しそうな顔をしてグラスに残っていたお茶を飲み干した。
マ「じゃぁ、また連絡するね。」
A「うん」
マサイとは洋食屋の前で分かれた。
手荷物を持つと不動産屋の方へと歩き始めた。
今日は楽しかった。
明日はモトキと会える。
不動産屋の方に顔を出せば、鍵を受け取った。
明日から住む家の鍵。
A「そういえば駅で待ち合わせたけど、モトキってどこに住んでるのかしら…」
とりあえずは明日の朝考えることにしよう。
この時は、まさかモトキがあんなことしてくると思ってなかったのだ。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます!少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした! (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mikael | 作成日時:2021年1月30日 14時