旅行2 ページ44
宿に戻り、一緒に温泉に入ったのだが
モトキがかなりの長風呂ということもあり、私は先に上がることにした。
このままではのぼせてしまう……
お風呂好きとは聞いていたけど、ここまでとは思わず、脱衣場で思わず笑いが込み上げた。
着替えを済ませ、髪を乾かし部屋に一足先に戻る。
今日の夕飯はなんだろう、と考えながらも携帯を手にした。
時間は夕方。
メールのチェックをし、特に急ぎの用はないと判断すると一度携帯をしまった。
部屋に置いてある、お茶を入れることにする。
モトキの分も入れておいた方がいいかな、と二人分茶葉を入れ、お湯を注ぐ。
二人分のお茶を用意した所にモトキが帰ってきた。
A「おかえり、気持ちよかった？」
モ「めちゃめちゃ気持ちよかったー。寝る前にもう一回入りたいくらいw」
いいと思うよ、と笑うとモトキが正面の座椅子に座った。
浴衣姿のモトキも格好いい。
じーっとその姿を見ると、なに？と首を傾げてくる。
A「いや、浴衣姿のモトキもいいなーって思って。あ、写真撮ってもいい？」
モ「え、なんか嬉しいけど恥ずかしいよww」
いいじゃん、いいじゃーん、と笑いながら携帯を構えるも呆気なく携帯を取り上げられてしまった。
ちぇーっと口を尖らせれば、後で一緒に撮ろう、と携帯を返された。
シルク達と行った海外旅行の話を少し聞いていると、夕飯の準備をしますと宿の人が声をかけてくれた。
A「すごい、豪勢だね…」
モ「食べ切れるかな…」
A「モトキなら行けそうw」
モ「頑張るw」
夕飯を準備してもらい、二人で向かい合って手を合わせる。
A・モ『いただきます』
声を揃えて挨拶するとご飯を食べ始めた。
案の定3分の2くらいで私はギブアップし、残りをモトキに食べてもらった。
A「美味しかったー」
モ「めっちゃ美味しかったね！特にお肉絶品だったー」
お腹をさすりながら少しまったりするモトキの分も食器を片付けた。
ありがとう、とお礼を言われれば、どういたしまして、と笑顔で返した。
モ「Aって、本当気が利くし優しいし可愛いし、ほんと大好き。」
A「え、何突然。て、照れるですけどw」
モ「本当だよ？今日一日一緒にいて、やっぱ価値観似てるところもあるし、考え方とか、相手を思いやっての行動とかできるところすごく尊敬するよ」
そう言ってきたモトキの笑顔に、完全にノックアウトした。
もう、本当にこの人は私をどうしたいんだ…
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
