検索窓
今日:3 hit、昨日:25 hit、合計:59,251 hit

筋肉痛 ページ34

アスレチックに行った次の日、久しぶりの運動だったからか全身筋肉痛になっており笑いが出た。


今日は夕方から撮影の仕事が一本入ってるので、午前中一回ゆっくりお風呂に入ろうと思った。
着替えを用意して脱衣所に向かう。

身につけているものを脱ぎ、浴室に入るとシャワーを出した。
少し出し続けていつも通りお湯になるのを待つ。



おかしい。


A「あれ?お湯にならない……え、なんで?」


どうしよう、と焦るもダメ元で聞いてみようとある考えが浮かんだ。
服を着直し、携帯を探しに行く。


モトキに聞いてみよう。
メールを立ち上げ、モトキにお風呂を貸して欲しい、と頼んだ。
回答はすぐにきた。着替えをトートバッグに詰めて自宅を出てモトキの部屋に向かう。


A「ごめんね、モトキ。なんか、お湯が出なくて…あとで業者呼んでみてもらう」
モ「ん、いいよ。あ、さっき伝えたけど、コンディショナーとドライヤー持ってきてくれた?」

俺ん家ないから、と苦笑いするモトキにバックから取り出し自慢げに見せた。


A「バッチリです!」
モ「よし!では、お風呂にご案内〜」


部屋に上がり、風呂場に案内された。
朝食の準備しておくから、ゆっくりしてきなよ、と言うとモトキは脱衣所を後にした。




A「さっぱりしたー♪」
モ「お帰り、ご飯できてるから一緒に食べよう?」
A「うん!ありがとう。」


モトキの作った朝食を食べながら昨日の話をしたり楽しい時間を過ごした。

A「あ、そうだ。お風呂場に置いたコンディショナーあげるね。うちにストックあるし。ドライヤーは持って帰るけど…」
モ「え、いいの?サンキュー♪今度お礼するね」


ニッコリ笑うモトキを見てつられて笑う。
モトキの笑顔、好きだなぁ…と思わず口から出たらしく、モトキが照れ臭そうに笑った。


ご飯を食べ終わり片付けするよ、と立ち上がろうとしたが筋肉痛がひどく膝から崩れて笑ってしまった。


モ「昨日、かなりたくさん動いたもんね。いいよ、俺やっとくから」
A「ごめんね〜モトキ」


大丈夫大丈夫、と頭をぽんぽんっと撫でられモトキは片付けを始めた。


優しい。
モトキはすごく優しい。

胸がキュンとした。
すごく、好きだ。


立ち上がると片付けをするモトキの後ろから抱きついた。


モ「どうしたの?」
A「好き。」
モ「…………ふふっ、俺も好き」


モトキが少し振り向いて言う。
覗き込むようにモトキの顔を見て、二人で笑った。

ココロの葛藤→←アスレチック2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
95人がお気に入り
設定タグ:Fischer’s , フィッシャーズ , モトキ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます!少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした! (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mikael | 作成日時:2021年1月30日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。