心境の変化 ページ16
シルクに仕事を貰ったがあの日から、自分を取り巻く環境がガラリと変わったような気がした。
実際はそこまででもないのだろうが、1番は自分の心の変化だと思った。
モトキに好きだと言ってもらえた。
嬉しかった。自分も、好きだと伝えられた。
ただ、お互いの気持ちを伝えただけで、生活の何かが変わった、と言うことはなかった。
それでも、心は満たされていた。
時折、夜に時間が取れた時モトキは私の部屋によく遊びにきた。
A「そういえば、モトキ達の動画何個か見てみたよ。すごく面白くていっぱい笑っちゃった」
モ「ほんと？楽しんでもらえてるならよかった。」
嬉しそうにするモトキを見て、思ったことを口にした。
A「でも、モトキってみんなで遊んでる時と私といる時と違うよね。なんていうか…みんなで動画撮ってる時はすごく子供みたいにはしゃいでて可愛い。」
私の言葉にモトキは少し照れ臭そうにし言う。
モ「そりゃ、動画は楽しみたいし……なによりAちゃんと居る時は…格好いい俺でいたいじゃん？」
少しだけ、唇を尖らせるモトキを見て、口元を緩める。
格好いいのに、時折可愛い大好きな人。
モ「なぁに、にやけてんの？」
A「モトキが、可愛いなって思って…」
くすくす笑いながら隣に座るモトキの手に触れた。
モトキもその手を握り返す。
どちらともなくその指を絡め近寄ると額同士をくっつける。
モ「俺ね……学生時代からずっと、Aちゃんが好きだった。」
A「………知らなかった…」
モ「隠してたからね。でも、今になってみればもっと早くに言ってたら何か違ってたのかな、って思う」
それは、私も同じ、と触れるだけの口付けをした。
モ「Aちゃん……今日、泊まってもいい？」
A「うん……いいよ。一緒に居たい。」
よかった、とモトキは安堵の息を漏らした。
少し遅めの夕飯を食べ、二人で他愛無い会話をし笑い合った。
A「来週のイベント、とても楽しみだね。」
モ「そうだね。Aちゃんに写真撮ってもらえるのは嬉しいよ」
A「みんなのこと、格好良く撮るからね」
二人でベッドに入ると、向き合って横になる。
モ「おやすみ、Aちゃん…」
A「おやすみ、モトキ…また明日ね」
目を閉じて少しすると、モトキから寝息が聞こえ始めた。
そっと目を開け、うっすらと暗がりに見えるモトキの寝顔を見る。
A「大好き…」
小さく呟くと、目を閉じ眠りについた。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
