恋バナ ページ13
夜、親友のケイに電話をした。
A「ケイ昼間はごめんね、ちょっと人と会ってたから…何の用だった？」
ケ「んー、久しぶりにAと話したいなーって思って電話したのよ。なにー？彼氏と一緒だった？」
A「彼氏じゃないよ！……好きな人ではあるけど…」
口に出して言えば、余計に恥ずかしくなった。
ケイに、何かあったのー？と聞かれれば、なんとなくモトキの行動について話をしてみた。
ケ「え！？手首にキスされた！？」
A「え、うん。なんでそんな驚くの？」
だって、あんたその意味知らないの！？とケイが言う。彼女から、意味を聞かされて慌てた。
手首へのキス
それは、相手への強い好意をストレートに示したいから。
唇や頬、首筋などに比べると、キスされる事が少ない手首へのキスは、その相手への強い気持ちが込められているとの事。
ケ「かなり本気度が高いキスだよ？それ……絶対両思いでしょ。しかも純粋に好きだって気持ち以外にも、その行動には、性的な欲望も含まれてるって聞くよ？」
A「なっ…………ちょ、ちょっと！！」
何言ってんの！！と慌ててケイの言葉を遮った。
まさか、モトキがそんな………。
ケ「素直に好きだって言っちゃいなよー。絶対上手くいくと思うよ？」
あんた、可愛いし、とケイは言う。
A「でも…まだ、怖いよ。もう少し…今の生活が落ち着いたら考える。」
ケイとの電話を終わらせると、リビングで夕方搬入されたソファに座った。
A「モトキが……私を……？」
そんなことがあるんだろうか、とソファの上で体育座りをする。
携帯の縁をなぞりながら日中のことを思い出して身悶えした。
A「もぉーーー、モトキのばかーーー」
この、気持ちをどうしてくれるんだ、と寝室に向かいベッドに寝転ぶ。
次会ったときに、どんな顔をして会えばいいんだろう…と考えを巡らせるも、答えは導き出せなかった。
唐突に大人びた表情を見せるモトキ。
私の心臓を掴んで、離してくれない。
好きで、好きで、仕方ない。
A「ほんの少し、考えただけで会いたくなる…」
なんて自分は欲深い女だろう、と小さくため息をついた。
しかし、しばらくの間モトキに会うことが出来ず、連絡もないまま二週間ほど経った。
携帯からメールの新着音が鳴った。
メールの確認をすると、そこにはシルクからのメッセージが入っていた。
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mikael(プロフ) - グミさん» コメントありがとうございます！少しでもきゅんとしてもらえたら嬉しいです✨ (2022年1月21日 11時) (
レス) id: 081e609128 (このIDを非表示/違反報告)
グミ - きゅんきゅんでした！ (2022年1月21日 11時) (レス) @page50 id: c87cfc253b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mikael | 作成日時：2021年1月30日 14時
