ゆらり、くらり、恋心。 〜鈴木達央〜

sweet sweet days * 18 ページ22

達央side






.........................................。






ん、何で俺こんなところにいるんだろう....。





俺の周りには作りかけの洋服がかかっていたり、本棚にはギリギリにまで本が詰まっている。




そして、部屋は綺麗に片付いていていかにも女の子の部屋って感じ....?




あぁぁぁっ、俺は何を考えてるんだよ。








彼女の部屋で..................。







A「すみません、今日ちょうどチーズ買ったんですよ！！」




そういってキッチンからワインとグラスとチーズを持ってくる。




うん、天然なのかな？





普通、こんなに男をすんなり入れるか？





鈴「俺、上がっていいんですか？」




A「へーっと、ワインいただいたんですけど一人で飲むのも寂しいなって思って。すみません、迷惑でしたよね。」






鈴「いや、俺はどうせ一人で飲むつもりだったからこちらこそ嬉しいんだけど。」





A「そうだったんですか、ちょうどよかったってひゃ！！？」




鈴「うお、ちょっと。」





彼女の足に子猫がじゃれて彼女のバランスが崩れる。





A「ちょっと、茅吹っ！！」





ひょいと持っていたものを棚に置いて彼女は.....。









A「あぁぁぁぁぁ.....。」






鈴「おいちょっと......。」






彼女が、近づいてくる。




ドンっ





痛てぇ.......。







目を開けると、そこには彼女の整った顔があった。

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