私の幼いご主人様【五条悟】

新しい使用人 ページ5

運命何てバカらしいと思ってた






そんなものあるわけねーし






たまーに、読む本によく書いてある"運命"って言葉







でも、改めるよ






運命は、絶対にある｡







だって、この出会いを運命と呼ばずに何と呼ぶのか俺には全くわからない







本当にたまたまだった。







部屋でやることもないから、こっそりと抜け出し中庭にでもいこうと思いふらふらと歩いて中庭に立っていると、離れたところ、使用人の後ろにアイツがいた







俺は誰かに見られているような視線を感じ、視線の先を睨んだ






するとそこにいたのは






栗色の肩にかかるぐらいの髪





真っ白な肌





そして、







俺とお揃いの青い瞳







アイツの周りだけキラキラと光っているようだった







俺はアイツと目があうと、顔に熱が集まるのを無視し走って逃げた









「、、、、綺麗」








誰もいないところで






俺は小さくそっとつぶやいてしまった







これが一目惚れなんだ







これが運命なんだ







直感的にわかった







もっと近くで見たい、






アイツと喋りたい









「使用人に聞けばアイツが誰かわかるかな、、、、」









俺は緩む頬を右手で隠しながら、普段よりも早く自分の部屋に戻った







「楽しみだな、これから」

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