5話 ページ7
『あのね…透…その…』
「?…どうしたA」
『でっ…デート行きたい。』
…疑われてるけど行きたい。好きだし…FBI捜査官って話すつもりは無い。
FBIか?って聞かれるまで答えない。
「…いいよ。どこ行きたい?」
透も少し照れながら言う。
お互い忙しいせいでデートもあまりいけず、恋愛もやや初々しいものになる。
恋愛経験があまりないのだ。
『遊園地…トロピカルランドとか。』
「わかった。来週の日曜でいいかい?」
『…うん。』
「注文いいですか〜」
そんな会話を遮るように、お客さんからオーダーがくる。
『はい、ただいま参ります!』
「Aちゃん可愛いね〜。俺今彼女いないよ?なんちゃって。」
『お気持ちは嬉しいですけど…残念ながらもういるんですよね〜』
軽くあしらう。後ろの彼からの視線が痛い。
「そっか、残念〜」
ニコニコ笑う男性。話のわかる人でよかった。
「随分仲良さげに話してたな。」
…怒ると怖い。まぁ、もしかしたらこの口調が素なのかもしれない。
『はは…ごめんね』
「いなくなる…そう思ってしまう…」
と言うと、唇に柔らかいものが触れた。
『ん…!』
初々しい?そんなこと無かった。お客さんから見えない角度で良かった。
「僕から離れるな…」
『…うん。』
でも、嫉妬されるのはかなり嬉しいので、彼を優しく抱きしめた。
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天然記念物(プロフ) - まゆさん» そう言っていただけると、更新の糧になります。ありがとうございます! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 267e13a690 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年7月20日 8時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天然記念物 | 作成日時:2019年7月13日 1時