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後ろで小さく笑う声が聞こえる。
そりゃ笑うよ。
私も自分で笑いそうだわ
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「じゃあ、かぼちゃ」
『かぼ………チャ、チャック』
「栗」
『リス』
「すいか!」
『カラス』
「スカート!」
『トーマス』
「す、……水筒!」
『臼』
「……スばっかり、」
『、(笑)』
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拗ねたみたいに口を尖らせるから思わず笑ってしまった。
この人、動物っぽいな。
……なんか犬?耳と尻尾が見える
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『そう言えば……どこのグループの方か聞いても良いですか?』
「え、あ、はい。キムミンギュと言います。SEVEN TEENってグループで、ラップを……」
『あぁ〜〜……SEVENTEEN!』
「ご存知ですか?」
『万歳してる曲なら聞いた事あります』
「あ、マンセ、(笑)」
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人数が多いグループだよね。これからはちゃんと見る様にしなきゃ……
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『今は確か……凄いナイスな曲歌ってますっけ?』
「あ、アジュナイスです(笑)」
『アジュナイス!(笑) すみません、先輩なのに』
「いやいや……あの、DariAさんですよね?」
『あ、はい。ご存知ですか?』
「そりゃ!MVも見ました!」
『え、あ、有難うございます』
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マジか…….私も帰ったらSEVENTEEN先輩の見てみよ
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「僕、SIXTEENも見たんです!」
『え。ホントですか?』
「はい!」
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嘘でしょ…….なんか申し訳ないな、
よし。帰ったら絶対SEVENTEEN先輩のMV見るぞ。
次会うか分かんないけど、一応勉強しとこ。
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『ミンギュ氏』
「はい?」
『私も勉強してきます』
「(笑)」
『おすすめの曲とかあります?』
「全部おすすめです」
『……ミンギュ氏が1番好きな曲とか』
「最近は、simpleですかね」
『シンプル……』
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よし、覚えとこう。
忘れない様にしなきゃ。
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『……あ、』
「……着きましたね」
『ですね……有難うございました』
「あっ、いえ。僕こそ」
『じゃあ……ちゃんと見ますね。アジュナイス』
「僕もメンバーに自慢します!」
『いや、なんの自慢にもならないでしょ、(汗)』
「それじゃあ!僕もちゃんと見ますね!ダリア氏!」
『あ、はいーー』
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「あ!ミンギュヤ!お前どこ行ってたんだよ!」
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どうやらメンバーの方が見えたらしくミンギュ氏はそそくさと帰って行った。
あ、私も行かなきゃ。オンニに怒られる
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作者名:Kaulu | 作成日時:2019年11月12日 10時