とある忍たまのモブ生活？？？

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平「はっ、とんだ弱虫だな」


A「は！？」


タカ丸「Aはさ、俺たちが信用出来ない？」


A「別に、そんなんじゃ.....」


浜「Aの今の話は、俺達を信頼してないのと一緒だ」


A「！！」


何言ってんだよ、こいつら.....


わかんないよ....わかんないよ......


田村「そんな不運、私たちが吹き飛ばしてやる」


A「！....んなの無理だ！だいたい、なんでそんなに俺にこだわるんだよ！！」


こんな奴のために、貴重な時間を割いて.....

こんな、弱虫に、ビビりに、なんでそんなに拘るんだよ.....


平「それはお前が、私たちの仲間で、友達だからだ」


A「！！」


キラリと世界が輝いて見えた。

濁ってた俺の世界が、輝いて見えた。



なか、ま.....

とも、だち.....



田村「私達はお前を大切に思っている。だがまだなにも起こっていない。お前の不運なんか、私たちには効かない！！」


A「っ....ばか、じゃねぇの.....」


綾部「何も我慢する必要ないんじゃない？泣きなよ、たくさん.....その後、いっぱい笑おうよ」


タカ丸「A、今まで一人で、よく頑張ったね」


ふわりと暖かいものに包まれた。


A「っ、っ〜〜〜っっ....く、ふ、っ.....ばかだよ....ほんと.....おれなんかの、ために.....っ、ふ、うぅ....」


涙が止まらなかった。


ああ、そうか.....嬉しかったんだ。



"仲間"と言われたことが.....


"友達"って言われたことが......



失ったものが、得たものよりも大きかった俺の心に、じわりと水染み込んだ。



俺の、大切なものだ.......



平「案ずるな。これからは、独りになりたくてもさせないからな」


A「っ、ありがとうっ......」


他四年生「！！」




初めて、心から笑えた気がした。

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