今日も今日とて推しが尊い！！！！

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A「ありゃ、ここは.....」


葬式場.....


ありり....


A「ちょっと失礼しますよ〜！」


ふよふよと飛んで、式場の中に入った。





A「うわ、すげぇな」


式自体は、小さなものだけど.....


異様すぎる。


俺の遺影の周りには、風車と手毬が沢山あった。



父「A、これ、お前のお気に入りだったよな？」


母「起きてよ、起きてよぉ......」


後輩「せんぱい、せんぱいぃっ.....」



A「っ.....」



なんとも痛ましい光景だ。



A「ごめん、ごめんなぁ....ダメな息子で、ダメな先輩で....」


ボロボロと大粒の涙が流れた。


後輩泣かすなんて、先輩失格だ.....

大切な家族泣かすなんて、最低だ......



A「っ！なんだよ、これ......」


手がどんどん透けて行った。


ああ、時間が無いんだな.....



A「お別れ、か.....」


遺影に近づき、手毬を落とし、風車を回した。



母「！Aっ！！」


父「A！！！」


後輩「A先輩っ！！」




A「父さんと母さんの息子でよかった.....お前の先輩でよかった....」



俺をここまで育ててくれてありがとう。


俺をかっこいい先輩で居させてくれてありがとう。




A「またな、また、どこかで会おうな....」



涙を流しながら笑い、俺は消えた。




葬式場には、カラカラと悲しく回る風車とリンリンと静かに鳴る手毬が転がっていた。

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