今日も今日とて推しが尊い！！！！

火事場のバカ力。俺は..... ページ23

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調合組、アフターケア凄かった。

めちゃめちゃに甘やかされたよ。


そして、今日は何故か、順ちゃんに呼ばれた。



A「順ちゃーん、俺に何....ん、みんな居るのか」


平「ああ、順平先生に呼ばれた」


綾部「順ちゃん、なんの用だろうね」


A「ふむ」


最近、順ちゃんの笑顔が減った。


何かあることは分かるんだけど.....



なんだろう。



高田「お、みんな揃ったか」


田村「それで、なにか」


高田「実習だ。四年生最大の難所、罪人の.....殲滅だ」


A「！罪人の殲滅？」


高田「その罪人は、俺たちが実習で殺したのと訳が違う。元忍びや浪人、殺し屋だ」


四年生「！！」


高田「四年生最大の実習は、死人が出るだろ？」


そうだ。


五年生が言ってた、最大の難所では....二十人近く居た五年生は、結局....あの五人しか生き残らなかったと.....


それほど、難しい試験なんだ。



高田「お前らを、失いたくない....お前らを、行かせたくないっ.....」


A「！」


順ちゃんの顔が、なんで暗かったかよくわかった。


怖いんだ。

俺たちを失うのが.....


初めての生徒で、担任で......



順ちゃんの持ってた、実習知らせの紙が、クシャクシャになってた。


怖かった。


失うのが怖くて、ずっと握ってたのか。



A「順ちゃん」


高田「何？」


A「これあげる」


ひとつの風車を順ちゃんに渡した。


平「！私もこれを」


綾部「僕はこれ」


田村「これを」


守一郎「俺はこれ！」


タカ丸「じゃあ、僕はこれ！」


ポスター、小さい踏鋤、火縄、本、洗髪料が入ったツボ。


高田「これ、は？」


A「順ちゃん、俺たちは絶対に帰ってくる。順ちゃんが待ってる、ここに」


高田「！」


A「だから、俺たちが帰ってきたら、これを渡して？大丈夫、みんな絶対に帰ってくる。約束する」


高田「....うん！」



A「うぉーし！実習、生きて帰るぞー！」


四年生「おー！！」

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