今日も今日とて推しが尊い！！！！

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『先輩、どうしてそんなに無理するの？』


『俺は、お前たちを守りたいんだ』


『守る？』


『ああ。見返りなんていらない。ただ、守ってやりたいんだ。理不尽な上司から。受けるのは俺一人で十分だ』


『でも、それでは先輩が......』


『＿＿＿。もし俺に何かあったら、頼んだぞ』


『.....はい』







A「うおぉっ！！走馬灯！！！」


ガバリと布団から起き上がった。


A「あー、ビックリした。また三途渡るところだったわ....あっぶね」


うわ、すげ。


被検体みたいになってる。

身体中、包帯だらけや。


A「ここは.....医務室か」


ほんっとにあの山賊。

痛てぇ、痛てぇ。


現代っ子、痛みに弱いの。


あれ、大分耐えた方だぜ？？



きり丸「失礼します」


A「お、きり丸！怪我はない？」


きり丸「！！」


バシャンと音を立てて、桶を落とした。

え、大丈夫？


きり丸「っ、A先輩っ！！」


A「うおっ」


きり丸が俺に飛びついた。


かわいいな。



きり丸「俺を、護ってくれて、ありがとう、ございます....でもっ、あんな先輩の姿、見たくないっ！！」


わんわん泣きながら俺に抱きついて叫んだ。


A「ごめんな。無理する先輩で....もう大丈夫だからさ」


きり丸「ほんとに？」


A「ほんとに」


きり丸「よかった.....」


ふにゃりと笑った。


かわいい。


A「おれ、どのくらい寝てた？」


きり丸「二日っす」


A「二日！？」


お、めっちゃ寝てんじゃん。

やば。


きり丸「もう、無理しないで欲しいっす」


A「りょーかい」





俺の怪我、全治どのくらいか聞く？



1ヶ月。



はは、笑えな。




1ヶ月、怪我を治すことに専念しました。

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