今日も今日とて推しが尊い！！

夏休み。宿題が鬼だ。 ページ1

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無事、夏休みを迎えることが出来た。

みんなにばいばーいと手を振り、家に向かって歩いた。


いや〜、今年は、飴玉屋手伝えなくて残念だ。


二日くらいしかできないからな。


馬車馬の如く働くわ。




A「あ〜、あっちぃ......」


パタパタと団扇で仰いだ。


まあ、令和の世界の方が何倍も暑いんだがな。

こっちの方が幾分涼しい。

地球温暖化って怖いね！



A「家帰って、二日くらい休んで....すぐ行かなきゃな.....」


あーあ、なぁにが『城主の行方を追え』だよ。

そんなん主要キャラがやる課題だろうよ。


くそが。



A「お、店が見えて.......うぇ！？」


ぽこぽこと歩いていたら、俺の家兼お店が見えてきた。

俺が驚いたのはそこじゃない。



なんだあの長蛇の列！！



A「俺ん家、確かに人気の飴玉屋だけど、あんなに並ぶのは何！？」



親父と母親、何かしたなぁ？？


あの行動力の化身達め.....


親父も何故うちで一番行動力がある母親をなぜ止めなかった！？

あれか！？論破されたか！？


A「ええ、まじぃ.....？」



俺、手伝い行きたくねぇ......



潮江「Aじゃねぇか。こんなところで突っ立ってなにしてんだ？」


A「うえぇ、潮江先輩」


潮江「お前も、あの飴玉屋に並ぶのか？」


A「え？あ、いえ」


潮江「そうか、じゃあ、俺は並ぶから.....」


A「あ、はい」


きっと、仙蔵に行ってこいとか言われたんだろうな。

文次郎、仙蔵の尻に敷かれてっかんな。



A「しゃーない。馬車馬の如く働きに行くか」


ボリボリと頭をかいて、店へ向かった。

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