皆の思考が怖すぎる件 三ーー！

・ ページ23

・


A「......」ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ


田村「おお......」


教室で、イライラオーラ全開のA。


田村「どうした？A」


A「痛い」


田村「どこが？」


A「身体」


田村「お、おう......」


守一郎「A、大丈夫か？」


A「守一郎......」


守一郎「俺に出来ることがあればなんでも言ってくれよ？」


A「.....癒しが欲しい.....」


守一郎「！三木ヱ門！癒しだって！」


田村「癒しか......」


三木ヱ門がなにやら考え込むような動作をした。


田村「ふむ.......守一郎、耳を貸せ」


守一郎「？」


田村「ひそひそひそ......」


三木ヱ門が守一郎に耳打ちをした。


守一郎「！分かった！行ってくる！」


ドタドタと守一郎が教室を出ていった。


田村「A」


A「......なに」


田村「もう少しで来るからな」


なにが。


A「......」


田村「まったく......」


弱ったな......


守一郎「三木ヱ門！連れてきたぞ！！」


雷蔵「連れてこられたんだけど.......」


田村「ナイスタイミングだ！守一郎！！」


守一郎が連れてきたのは不破先輩だった。


雷蔵「どうしたの？」


田村「実は.......」


三木ヱ門が不破先輩にわけを話した。


雷蔵「そういうことなら、僕に任せて！」


田村「すみません。お願いします」


守一郎「じゃあ、私達は、委員会なので......」


二人が教室を出ていった。


雷蔵「よし！」


A「......」


バサッと毛布を出した。


雷蔵「〜♪」


その毛布でAをくるくると巻いた。


A「ん......」


スシロールのようになったA。


雷蔵「よしよし」


そのAを抱きしめた雷蔵。


A「ん.....」


雷蔵「本読もっか」


Aを自分の足の間に入れて、本を読み始めた。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す