不運大魔王の幸運な弟 にぃ

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みんなで水遊びをして、数日。


本日、夏休みになります。


A「あつい......」


伊作「ふふっ、Aは本当に暑いのダメだねぇ......」


みんなとバイバイしてから、兄さんと共に家へ向かって歩いていた。


A「夏バテしてる......食欲無い」


伊作「ありゃあ、去年とかは平気だったよね？なんで今年こんなに.....あ、そっか」


A「？」


なにか納得したような声を上げた兄さん。


何を納得したのだろうか。


伊作「普段と違う生活がしてたから、多分慣れてなくて夏バテ起こしてるんだと思う」


A「そうなんだ......」


伊作「特にAは、汗かかない子だから、余計だと思う。大丈夫？」


A「うんん......」


しんどい。


本当に、暑いのは嫌いだ。


伊作「早く帰って、家で涼もうね」


A「うん」


兄さんと家に帰れるの嬉しい。

いつもは、僕一人で兄さんのこと待ってたから.....


こうやって、兄さんと一緒に帰れるのが夢みたいだ。


A「ん、ふふっ」


伊作「A、どうしたの？」


A「えっと......」


どうしよう。

とても言いずらい......


伊作「兄さん知りたいな〜」


A「.....兄さんと一緒に帰れるのが、嬉しいなぁって」


伊作「！」


A「いつも、兄さんのこと待ってたから......兄さんと帰れるの、嬉しい」


伊作「もう、可愛いんだから.....」


A「！兄さん、村見えてきた」


伊作「ほんとだ！」



久しぶりの、お家だ.....

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