同じクラスにはモテ男共がいる さん！

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お化け屋敷を出た。


食満「お、意外と平気そうだな」


A「俺、和風ホラー平気なんで！」


食満「凄いな！」


A「ん、えへへ」


やっぱり食満先輩の手は落ち着く。

お兄ちゃんみたいだ。


兵助「.....A、行こ」


A「うわ、なにさ！兵助っ！！」


グイグイと掴まれた腕を引かれ、引き摺られた。


A「兵助！おい！」


兵助「.......」


食満「執着心がすげぇな」


スタスタと去っていく二人を見て、改めて感心した食満先輩であった。



A「兵助！！」


兵助「......」


俺が名前を呼んでもスルー。


力強く俺の腕を握って、スタスタと歩くだけ。


さっきから周りの人の視線が痛い。

やめてほしい。変に悪目立ちする。


兵助「......」


A「！」


ちらりと見えた兵助の顔。


めっっっちゃ怖かった！！


目が殺人鬼だった。

ハイライトどこに落としてきたの？

さっきまでありましたよね？？


兵助「.......」


ある教室の前で、ピタリと止まった。


空き教室。


兵助「.......Aは」


A「？」


くるりと俺の方に向き直り、言葉を発した。


兵助「俺がどれだけAを好いているか、分かってない」


A「へ？....っ、あっ！」




そういうと、俺を空き教室の中に放り込んだ。

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