同じクラスにはモテ男共がいる に！

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A「お、三郎の順番だ」


足速いなぁ.....


楓「え、なんかこっち来てない？」


A「女子の歓声うるさ」


くじを引いた三郎が、何故かこちらへ向かってきた。


自分かもしれないって思ってる女子が、キャイキャイ騒いでいる。


安心しろ。あの顔は絶対お前らじゃない。


雷蔵「三郎の顔面白いね」


竹谷「めっちゃ死んでる」


女子たちを見て、死んだ顔をしてる三郎が男子の席に来た。


三郎「来い」


A「あ、俺！？」


三郎に手を握られた。


三郎「行くぞ」


A「んぇあっ！？」


お姫様抱っこされて、三郎が走り出した。


楓「あれは......」


兵助「多分引いたな。恋愛系のお題」


尾浜「だなぁ」



Aの居なくなった席で、そんなことを話した。




A「なあ、お題何引いたん？」


三郎「ゴールしてからのお楽しみだ」


A「えぇ」


お姫様抱っこしたまま走り、一位でゴールした。


実況「1着は、高等部二年一組、鉢屋三郎さん！お題は......恋人にしてもいい人！！」


A「はぁ！？！？！？」


三郎「ということだ」


A「いや、俺男だからな！？」


三郎「ほら、静かにしろ」


A「ひぇっ......」


お姫様抱っこした三郎が、俺の顔にどんどん近づてきた。


うう、抱っこされてるから逃げられねぇ。


三郎「ふっ」


A「ひぃ.......」





そのまま俺の唇に三郎の唇が重なった。

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