同じクラスにはモテ男共がいる

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尾浜「失礼しまーす！！」


木下「勘右衛門！うるさいぞ！」


スパーン！と勢い置く職員室の扉を開けた勘右衛門。

先生が大量にいる中、それできる勇気がすごいな.....


木下「なんだ、俺に用か。お前たち」


三郎「そうです」


木下「.....部屋を移すぞ」


俺たちの顔を見てため息を吐いた木下先生。

椅子から立ち上がり、俺たちを別室に案内した。



木下「で、なんだ」


雷蔵「なんであんなにAに懐かれてるんです？」


兵助「ずるい」


木下「なんだ、そんなことか」


竹谷「あんまり先生と仲良くしないAが、先生にお土産渡すくらい懐いてるんですよ！？何したんですか！」


木下「ああそう言えば、Aにご執心だと楓から聞いたな.....」


尾浜「なんで懐かれてるんですか！」


三郎「教えて欲しいです」


グイグイと木下先生に詰寄る俺たち。


木下「っだーっ！近いぞお前ら！！話すから大人しくしろ！！」


雷蔵「いてっ！」


兵助「いっ！」


竹谷「あだっ！！」


三郎「ってぇ！」


尾浜「いって！！」


ゴン！！と音を立てて、俺たちの頭にゲンコツを落とした。


木下「まったく....ほら、話してやるから大人しく座れ」


五人「はーい」


椅子に座った俺たち。

頭にたんこぶはあるが、みんな顔が楽しそうだ。

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