同じクラスにはモテ男共がいる

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兵助「気の強い女は嫌いだ」


A「お、お、う......」


ま、あ、あれは、気の強い弱い関係ない気がするけど.....

気が弱くても、俺はお前を殴るぞ？


あれは、ガチで腹立つ。


兵助「俺たち五人が、告白全て断ってるのは知ってるか？」


A「あ、おう......」


全員、告白されても全て断ってるのは知ってる。

なんでかなって思った。

あれだけ人気で、あれだけ女で遊び放題なほど寄ってくるのに......


俺には、不思議でしょうがなかった。


兵助「興味無いんだ。女に」


A「まあ、いいんじゃ、ないか？」


今どき、恋愛興味ないって人多いし、彼女必要ないって人、山ほどいる。


だから別に、なんとも思わない。


兵助「俺たちが興味あるのは、男」


A「！！」


おと、こ.......


男が、好きなのか.......


兵助「それで、Aが一番俺たちの好みだった」


A「だから.....」


あんなに距離が近くて、ベタベタしてくるのか.....

うえぇ、そう考えるとゾワゾワする。


兵助「ま、Aは覚えてないだろうけどね。きっかけなんて」


A「は？」


きっかけ？

俺、こいつらと一度も話したことないぞ？


話したら、絶対記憶に残るし.....


兵助「ね、A」


A「っ、ひ......」


ポソりと吐息が籠った声で囁かれた。


兵助「その顔、ほんとかわいい」


A「っ！」




久々知の顔が、どんどん近づいてきた。

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