同じクラスにはモテ男共がいる

告白現場に遭遇？ ページ23

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授業も終わり、放課後。


今日はバイトもないし、楓は文学部でいない。

だから特に遊びに行くことなく、帰ると。


A「さっさと帰って、ゲームしよ」


よっこらせっとリュックを背負い、帰ろうとした。


木下「あ、A」


A「なんすか」


最悪だ。

木下に呼び止められた。絶対めんどくさいことが.....


木下「ちょっと資料作り手伝ってくれないか？」


A「あ〜、俺今から用事があるんで.....」


木下「楓が、今日Aはバイトがないから早く帰るって言ってたぞ」


A「買収したんすか！？」


木下「しとらんわ！！ただ聞いたら答えてくれただけだ！！」


A「くっそ、楓め......」


アイツ先生に俺の事ホイホイ言うなや。


木下「手伝ってくれるよな？」


A「はぁ.....分かりましたよ.....どこ行けばいいです？」


木下「資料室わかるか？」


A「職員室の二個隣？」


木下「そうだ。俺は資料取ってから行くから、先に行っててくれ。これ鍵だ」


A「うぃーす」


鍵をくるくる回し、資料室に向かった。


けっ、俺が早く帰る日に限って、こういうことがあるんだ。


A「こんな所まで、くじ運なのか分からない運の悪さ発揮すんなよ」



はぁ.....と大きなため息をこぼした。

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