ボッチくんの奮闘

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A「は、は、ああうぅ......」


医務室を出て、しばらく歩いた。


そして、人気のないところでズルズルと座り込んだ。


A「こ、こわ、怖すぎる........」


なんで僕があまり外出てないことわかるの？

というか、なんで僕の名前知ってるの？


僕、あの人と喋ったことない！！

知らない、知らないよっ！


A「う"え"ぇぇっ......」


ボロボロと目から大粒の涙が溢れ出した。


怖い、全部怖いっ.....

怖いよぉおっ.....


A「う"ぇ".....おぇ"っ、あうぅ....」


拭いても拭いても涙が止まらない。


苦しい、辛い.....怖い.....


広大「次はどうした、A」


A「ごうだい、ぜんぜぇ.....っっ......」


広大「今日はどうしたの？」


A「こわいっ......」


広大「なにが？」


A「ぜんぶ......」


広大「そうかそうか」


僕の涙を手ぬぐいで拭いながら、話を聞いてくれた。


広大「A、悲報があるんだが......」


A「な"に？」


広大「学園長先生がお呼びだ」


A「う"あ"ぁ"あ"あ"！！やだ、やだぁあっ！！」


ブワッと涙が溢れた。


広大「大丈夫、大丈夫だから！」


A「たいがぐだぁあっ！！う"わ"ぁあっっ！！」


広大「ほら、俺と一緒に行こうな？」


A「いぐ.....」


先生と手を繋いで、庵へ向かった。

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