俺は兄離れができない！！！！

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A「おえぇ......」


乗って十分。

本日五度目の嘔吐です。


数馬「ごめんねぇ.....酔い止め持ってなくて」


A「気にしないで......うええぇっ」


記録更新、六度目です。


A「はぁ、はーっ......」


孫兵「はは、顔面蒼白」


A「死にさらう」


船酔いやばい。


船の揺れ、まじ舐めてたわ。

死ぬ。

俺の何かが無くなる。



義丸「Aさん」


A「あい.....」


義丸「あっちで休んでるといいよ」


指さされた方向を見た。



古川「.......＿|￣|○ ｶﾞｸｯ」


顔面蒼白で、床に手をついてる景先生がいた。


A「なにあれ」


義丸「どうやら、古川先生も船酔いするみたいだ」


A「あ、そう......」


義丸「向こうまで歩けるかい？」


A「たぶん......」


フラフラと先生の方へ向かった。


A「うぇ、マジ無理......」


義丸「大丈夫かい？」


A「ずみまぜん......」


義丸さんに抱っこされた。


義丸「船降りたら、酔いに効くものを食べるといい」


A「そうします......」



梅干しが食べたい。


とにかくさっぱりしたものを口に入れたい。



A「俺、絶対海で生きていけない」


義丸「ははっ、案外なれるもんさ」


A「そうすか......」




早く漁が終わるといいな.......

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